カテゴリー「本」の記事

『なつみはなんにでもなれる』

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ヨシタケシンスケ/作・絵、PHP研究所(2016年12月)

前から気になっていた絵本を、迷った末に・・・購入。
結果、良かったわー。毎ページ、ゲラゲラ happy01

内容は、ジェスチャーで問う「「コレ なーんだ?」
めんどくさそうに付き合うお母さんに、大笑い。全然当たらないの。
最後に…なつみちゃんが寝落ちするところが、また可愛い
lovely

※私も、1つしか、分からなかった。発想が貧困なのかな…coldsweats01

絵本『憲法くん』

4月2日(日) sun

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孫の子守を頼まれましたが、午前中は夫がソフトボールへ、午後は私が新宿へと、分担。
友達を誘っての松元ヒロさんのソロライブは、今日が千秋楽。
帰りに入口の豪華なお花を小分けにして置いてあったので、いただいてきました。
今回も満席で、ヒロさんは森友学園や映画「標的の島」「この世界の片隅に」などを熱演。拍手と笑いの2時間でした shine

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作:松元ヒロ 絵:武田美穂(講談社、2016年12月15日)

ヒロさんが「ロビーで売っています!」と宣伝していた絵本を買いました。サイン入り flair

ご存じ、定番ネタ「憲法くん」を絵本にしたもの。「憲」の字マークの赤いマントを着けています happy01
絵の力って、大きいな~。

◎みなさんは、憲法とは、国の力を制限するための、「国民から国への命令書」だということを、知っていますか?・・・など、関心のない人に確認したいことを絵の力を助けに、分かりやすく書いてあります wink

『蜜蜂と遠雷』

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恩田 陸 著(2016/9/23)

活動仲間がフェイスブックにあげていたので、借りて読んだ。
国際ピアノコンクールに出場する個性的な男女4人と審査員の男女2人(元夫婦)、+友人のエピソードと演奏を予選から本選まで描く、500ページ!
年度末と新年度を控えて色々やることがあって・・・少しずつ読んで、読了!面白かったーshine 音楽が感じられる描写が見事だ。

notes しみじみ感じたのは・・・音楽の神様に愛された天才はひと握りしかいなくて、プロのコンサートピアニストって、そういう人がなるんだと。
スコアを弾ける、人前であがらないで、ミスしないで弾けるけど練習がうんと必要、技術が卓越した上手い演奏家、そういう人はいっぱいいて、プロを目指す。でも、それだけじゃ、天才には太刀打ちできないんよね。

『家族幻想~「ひきこもり」から問う~』

Photo 男女共同参画センターで借りて読んだ。

杉山 春 著、筑摩書房 (2016/1/6) 筑摩書房 (2016/1/6)
【内容】現在、「ひきこもり」と呼ばれる人々の数は、およそ70万人。親や社会の価値観でみずからを束縛した彼らを取材したもの。
筆者自身も家族と深い葛藤を抱えている。
◎ひきこもりは、「自傷行為」。そうすることで、かろうじて生き延びることができる、その人なりの逃げ道。
◎ひきこもる人たちを追い詰めているのは、その人を縛る内面化された価値観。その価値観を作るのは、時代の常識であり、それぞれの家庭が引き継いてきた価値観でもある。
◎さらに、いじめを体験するなど、自分が学校という共同体に受け入れられないという体験を重ねれば、自分を変形させなければ社会には受け入れられないと実感して育つ。自分自身の本音を隠し、時にはそのことに気付かないまま、マイナスな自分を人に見せない。
◎ひきこもりからの回復は、「存在論的安心の確保」であり、生きることへの覚悟、生きることや働くことの意味を手にすること。
◎孤立した家族の中で、多くの子どもたちが親独自の価値観に縛られて、社会に強い怯えを抱えている。
◎消費税が25%のデンマークでは、20歳を過ぎて自立ができなかったら、国家が面倒を見るという。「これからは、あなたの人生です」ということ(日本の見えないイエ制度では、親が責任を負う)
◎当事者へのインタビュー「母親が家庭の中で幸福ではないと感じていた。母親は舅姑との確執を抱き、父親は家族に話しかけない・・・大人に自分の気持ちを聞いてもらった経験がない。」「家族の中で、楽しいこと、悲しいことを分かち合った経験がない」

『世界の果てのこどもたち』

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中脇 初枝  著、講談社、2015/6/18

出た当時に書評を読んで、すぐに買いたかったけれど…結構厚い本でお値段もそれなりで。値段が下がるをしばらく待ち、半値くらいで。読みだすと引き込まれて、2回に分けて読了。

【内容】戦時中、高知県の寒村から満洲に入植してきた珠子。言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子、日本からちょっと「見学」しにきた茉莉と出会う。お互いが何人なのかも知らなかった幼い3人は、ある事件を機に友情で結ばれる。

終戦が訪れ、珠子は満州で誘拐されて売られた末に残留孤児となり、恵まれた家庭で育った茉莉は孤児に、そして美子は両親と日本で暮らすことになる。
日本の敗戦や中国の文革に朝鮮戦争。3人は飢えたり虐待されたり人種差別にあったりと過酷な人生を送るが、日中国交を機に、再開を果たす。

戦時中の満洲で出会った3人の女の子の暮らしぶりが並行して描かれながら、3人の再会、そしてその後のことまで、現代史を反芻しているよう。

「うちのおとうさんは戦死して靖国神社にまつられて、神様になっている。だから、国からお金がもらえる。空襲で死んだあんたのおとうさんは、犬死だ」
これは、ある孤児が、孤児院で仲間の戦災孤児を罵った言葉。不幸な境遇にある者が、自分よりも不幸な人(身体に障がいまで負っている)をいじめるとは…。成育歴に同情したくなる。
そして、靖国神社とは、こういう場所なのだということ。

『愛を言い訳にする人たち~DV加害者700人の告白』

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山口 のり子 著、梨の木舎 (2016/03)

著者は、「アウェア」代表。女男平等の社会を目指して40年、日本及び海外で活動している。2002年に「アウェア」(aware:きづく)を開設してDV加害者向け教育プログラムを始める。2003年に「デートDV」という言葉を日本で初めて使って本を出版し、若者向け防止教育に取り組む。

*暴力は愛情ではなく、犯罪。親にたたかれた経験は子どもに悪影響を与える。親はたたくたびに子どもに「暴力はOK」と教えているようなもの。子どもは「親がたたくのは教育・しつけだから問題ではない」と思いこまされる。

*母親が虐待されている家庭で育っている男性は、加害者になる確率がそうでない男性の3倍。子どもは親が「する」ようにする。

*精神的虐待は、被害者が気づきにくく、ほかの被害者の似たような体験談を聞いてはじめて気付人もいる。

*取材にきた記者が「話を聞いて、私も被害者だと気付いた」ということも。なので、まず、DVについての本を読んでもらう。

*男性記者やカメラマンが取材後、「自分もしているかも」「自分が育った家でおきていたことがDVだった」ということも。取材して報道する立場の人は、DVを自分のこととしてしっかりと学んでから報道してほしい。

*DV被害者が、DVについて知識の乏しい調停員や弁護士から2次被害を受けた体験談が載っている。弁護士には、「なんでこんなになるまで放っておいたのか、あなたも悪いなどと責めないでほしい」「被害者は考える力、判断力、行動力などを奪われているのだから」と。

*主に女性がDV被害に遭うのは、女性が差別される男性優位社会構造の中で人々がジェンダーバイアスをもって暮らしているから。DVは個人的な問題ではなく、多くの人たちの間で起きている社会的・政治的なこと。「女性への暴力・虐待」であり、女性への人権侵害」

『おばちゃん街道』

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山口 恵以子 著、清流出版(2015/8/25)
男女共同参画センターで借りて読んだ。

1週間でこれまでの人生を書いたという「無添加無着色、純度100%」「物語を書いて生きていくことが私の夢でした。だから、今は夢の中にいます」
「浅はかなほど楽天的な母親」の影響で「呆れるほど楽観的で、脳天気」と自称する著者が、作家を生業とできるまでの紆余曲折と失敗の数々を紹介しつつ、そこから得た人生観に頷くことが多い作品。

*酷い「いじめ」に遭った経験から…ファインランドでは、公立学校の先生は日本の塾講師と同じく、授業以外のことは一切関知する義務がない。進路相談は家庭、部活動は地域のクラブ心の闇は心理カウンセラーいじめ問題は警察分業体制が確立している。

*人の悩みには2種類しかない。どうでも良いこと と、どうにもならないこと

*人間関係は、ご縁で始まり 相性 で続く。ある種 運命とか宿命に近い。親子も同じ。

*親には製造責任がある。子どもに愛情がなくても、親切 にしてあげてほしい。愛情は偶然の産物だが、親切は努力のたまもの

*私の母は、いつでも私の側に立ち、他人と比較して評価する発想がなかった。これがどれほど気楽であり、幸せなことか。親は世間とは別の基準で子どもを評価してほしい。

人間関係は全部足して十。親子関係が良いと、異性や友達を求める気持ちが薄くなる(ex.「ガラスの仮面」のマヤと亜弓の対比)

*人事権のある者と喧嘩をしたら、勝負は最初から見えている。負ける喧嘩はしてはいけない。

*人事権のある人間がパワハラに走ったら、止められない(今ならユニオンへ)。耐え忍ぶのは、不毛。

『ルポ 保健室』

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~子どもの貧困・虐待・性のリアル~
秋山千佳 著、朝日新書(2016/8/10)

活動仲間に貸してもらって読んだ。購読している週刊誌の書評でも推薦されていおり、読むべき価値のあるものだと推薦したい。

【内容】虐待の家で育った少女、貧困・虐待・スクールカースト・ドラッグ、性。 子どもたちが抱える問題の最先端が現れる「保健室」と、 そこで彼らを支えて奮闘する 「養護教諭」の活動に密着したルポルタージュ。

格差社会が広がり、生活に追われている家庭の子育て力が落ちた分、子ども達が家庭やクラスで追いつめられ、これまでになく、保健室がその受け皿となっている。生徒数が多い場合を除き、養護教諭は学校にたった一人。新卒でも、そこで孤独に仕事を始めなければならない。研修は、本人の自己努力のみ。

面前DVや性虐待、ネグレクト、親の精神疾患、LGBT、ネットのトラブルなど、生徒が抱える問題が増え、持ち込む悩みの範囲は広がる一方だ。
なのに、それらを受け止める養護教諭は研修の機会も保障されないまま、大勢の生徒が助けを求めているのを「感知」して受け止め、アドバイスをしたり親と接触するなどの行動が、個人の感性や経験・人間性に委ねられているという「危うさ」に驚愕させられた wobbly

著者は、元朝日新聞勤務。取材記事の連載が東日本大震災と重なり、その後、うつ病で退社。フリーのノンフィクションライターとして2015年に取材を再開。その4年の間に、保健室には男子が増え、貧困・虐待の問題も深刻化し、それが本書に記させている。

養護教諭の力量に現場が左右され、養護教諭の異動や退職により、多くの生徒が学校を離れていかざるを得ない事例の理不尽さに胸が詰まる。養護教諭とのパイプ役として、スクールソーシャルワーカーの配置が全国に必要だと強く感じた。
また、養護教諭が退職後に地域で「まちかど保健室」を開いて、現職の養護教諭や元教え子の相談に応じたり、コーディネートをしている白澤さんの活動は、感銘を受けた confident

『セクシュアル・マイノリティQ&A』

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LGBT支援法律家ネットワーク出版プロジェクト 編、弘文堂 (2016/7/28)

【内容】セクシャル・マイノリティが直面する問題について、弁護士・行政書士・司法書士・税理士・社会保険労務士などが、分かりやすく回答・説明している。
*本来の性別のトイレを使ってもよいか
*アンケートで性別を「心の性別」通りに書いてもいいか
*子どもが親に知られて「出ていけ」と言われている
*アウティング・「ばらす」と脅されている
*制服のある職場で困っている
*パートナーと結婚の代わりに養子縁組をするとどうなるか
*パートナーと別れるときの清算
* パートナーが亡くなったとき、葬儀やお墓はどうなるか
など66個の悩みを取り上げ、具体的な解決策を示している。

◎最後に「相談機関一覧」と「おすすめの本・ホームページ」が掲載してある。
◎少数者であるとことで、こんなに困っているのだと実感できる。

『女性と子どもの貧困~社会から孤立した人たちを追った~』

地域の男女共同参画センターで借りました。またまた…最初の読者です wink

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樋田 敦子  著、大和書房 (2015/12/20)

【内容】目を背けてはいけないーー
◎普通の主婦がなぜ?
◎なんとなく風俗で働き出す
◎予防接種率と貧困
◎医療ネグレクトとは
◎シングルマザーの苦悩等

新聞記者からフリーランスになった著者が、様々な角度から書いているので、これまで読んだ本の内容をおさらいしているような感じ。

*隣人の絶望は、見えない。貧困を語るとき、同時に出てくるのが自己責任論。非正規雇用の労働問題と中流家庭が崩れて貧困層が拡大していく社会構造に原因がある。

*シングルマザーに降りかかる「4つの貧困」。時間がない、周囲と関係がつくれない、お金がない、健康を維持できない

*80%のシングルマザーが養育費をもらっていない

*「こうのとりのゆりかご」で知られる熊本の慈恵病院での取材・・・これまで養子縁組につなげた232件のうち、61件は若年妊娠。そのうちの67%が15~17歳で、15歳未満が21%。
小学生もいた。普通に通学して部活もやっており、母親が出産まで気付かなかったケースも。⇒家庭と学校の性教育の必要性、そして、手がかからないからと周囲の大人がちゃんと見ていなかったということ。
逆に、DV家庭で親に妊娠を打ち明けられなかった子の父親を病院に呼び、「今ここで家族の問題を解決しておかなければ、お父さんが孤立して、老後の生活にも影響が出てくる」と説教したそうだ。

*癌にかかった人の退職率21%
派遣社員の半分は癌を機に離職している。費用の負担が原因で治療を変更・断念したことがある人が2.6%。

*奨学金の返済…遅れた日数に応じて、高利の延滞金がかさんでいく。保証人に迷惑をかけないとまじめに返している人が多いが、延滞が3ヵ月以上になると、個人信用情報機関に登録(ブラックリストに載る)されて、クレジットカードの使用制限やローンが組めなくなってしまう。本人と連帯保証人・保証人である高齢の親や親族が自己破産を申請するケースが増えそう。

*生活保護制度では、持ち家も「売却して売れないような住居」ならば、持っていても受給できる。生活保護制度で保障される最低生活費の金額よりも収入が少なければ、その差額が支給される。住所がなくても、働いていても、受けられる。

* 「殿上湯」の原さんの「ひまわり教室」ついても、触れている。⇒今頃・・・の感あり。

*NPO法人『フードバンク山梨』、NPO法人『豊島子どもWAKUWAKUネットワーク』が運営する「要町あさやけ子ども食堂」の活動も紹介。

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