カテゴリー「映像」の記事

映画「標的の島 風かたか」

Hyouteki
22・23日(土日)のイベントの準備で時間が無いけど…
何とか観てきました。

「風かたか(かじかたか)」とは、「風よけ、防波堤」のこと。基地のある町で性暴力被害で亡くなった若い女性。そこで、大人たちは「私らは、また(子ども達の風かたかになれなかった」と、嘆く。

沖縄県民の8割は、辺野古の新基地建設に反対している。
しかし、さらに、宮古島、石垣島にミサイル基地建設と自衛隊配備が進行している。
それは、日本列島と南西諸島を防波堤として中国を軍事的に封じ込めるアメリカの戦略「エアシーバトル構想」の一環(その資料は公開されている)であり、日本を守るためでない(沖縄県民を守ることは度外視されている)。

基地があれば、「標的」になる。軍隊は市民の命を守らないことは、沖縄戦で歴史が証明している。
必死に抵抗を続ける人々に胸が痛くなり、それを数で蹴散らす政府の強引なやり方に憤りを感じた。

映画『彼らが本気で編むときは、』

3月3日(金)

風邪をひいたらしく、咳とくしゃみ、鼻水が止まらない sweat02 熱はないので、孫の症状とは違う。が、雨が上がったので、予定通り、自転車で税務署へ。
その足で男女共同参画センターに本を返して(今日までだったの)、近所の病院へ。
服薬して しばし寝て、症状が収まったことを確認して、映画を観に。

久しぶりだよ~、ゴールデンウイークの「イタリア映画祭」以来かな。

Photo_2
LGBTがテーマで、荻上監督作品に惹かれて観たが…
家族の団欒の大切さも実感できる内容だった
heart01

【内容】シングルマザーの母親が、娘を置いて出て行く。仕方なく、叔父の家に居候する小5女児。行ってみると、女装した男性がいて驚くが…彼女が心をこめて作った料理を皆で美味しく食べたり、彼女の母親の家で、彼女の夫が作るあったかい夕飯を皆で囲んだり、抱きしめられて ちゃんと話を聴いてもらう。

母親に手料理を作ってもらったり甘えたことのない女児が、「家庭」を経験していくの。
と言って、母親を責める内容ではない。彼女と母親の関係に問題があったのだと。

主人公の女児がせっかく居心地のいい「家庭」を経験しているのを周囲の偏見が邪魔をする。学校でいじめにあったり、児童相談所に通報されたり。そんな理不尽さに対する怒りを編み物に込める。
戸籍の性別を変えるのに、チ〇コの煩悩の数だけ編んで焼くとか、ニセ乳を編むとか、チ〇コのリサイクルとか…切ない話の中で笑いがあって、素晴らしい
shine

◎観たのは、東武練馬の映画館。うちから乗り換えなしで行ける上に、シニア料金は55歳以上と低め。また行くかも wink

TVドラマ『大草原の小さな家』

Photo
昔、NHKでやっていた『大草原の小さな家』。スカパーで時々観ているが、第4シーズンまでやったところで、また第1シーズンに戻っている。
子ども達と観ていた筈だが、第1シーズンにも記憶にないエピソードがあって、今でも新鮮。毎回、感動してしまう confident

夫婦が深い愛情と信頼関係にあり、貧しいながらも…家族を思う気持ちに胸打たれるのだ。しかも、過剰でなく、適度に、だ。好奇心旺盛でやんちゃな次女がよくやる失敗を正面から受け止めて、寛大だ。
二人の愛情は・・・家族だけでなく、隣人や友人、子どもの友達へも向けられる。それが、子ども達の友情にも影響を及ぼしている
heart02

父親の勇気にも感動する。人種や女性に対する差別や偏見が一切ない。先住民を攻撃しようとする町の人達に身体を張って対抗したり、多数の反対に自分の信念を曲げることがないのだ。
一方、料理上手の母親は決して控え目ではなく、「貧しいから」と見下すハリエットの嫌がらせには屈せず、負けず嫌い。夫婦のユーモラスな会話も楽しい。

底流に流れるのは、深い信仰。「神様は、すべてご存知だ」と。信仰をもたない者がこういう振る舞いを真似るのは、とっても難しいと感じてしまうが・・・理想は高く、だ。 第9シーズンまであるそうで、これからも、楽しみだ shine

映画『GIrl Rising』

11月25日(金) sun

movie 昨日は、日曜のイベントの準備をした後、仲間2人と日比谷へ。
日比谷図書文化館(三角錐のビル)で千代田区男女共同参画センターMIW主催の講座に参加して、映画の下見。

最初の30分は、大学生男女数人がゼミの授業で「DVと子ども」について研究発表。 パワポを使って、練習通りにちゃんとできたみたい。
あまり心に響いてこないのは…「他人ごと」「あるそうよ、知らなかったけど」みたいに扱っているからか?自分の家族、親類、隣人、友人、知人にDV被害は無いの?デートDVで悩んでいる同級生はいない?確率からいって…どっかで出会っていると思うんだけど。
また、加害者については一切触れていなかったが…被害者がなくならないのは、加害者が続々誕生しているから。加害者を生まないためには、人権教育が必須。
そして、加害者が更生しないから、でもある。加害者対策も必要。

会場は200人ほど収容のホール。そこに30人もいないのは もったいないなぁ。

Girl

続いて、101分の映画上映。
NGO プラン・インターナショナル「Because I am a Girl」キャンペーンの一環として作成したもの。
観終わった後、3人で、「何か・・・ピンとこないね」coldsweats01

「発展途上国の女の子に教育を!」がテーマ。
学校に通わせて!低年齢で無理やり結婚・出産させないで! 女の子が教育を受けると、赤ちゃんの死亡率も下がるし、 国が発展するよ。
そんな内容をポップに描いていた。

翻って、「先進国」の日本では、女の子は皆、教育を受ける機会があるし、 低年齢で無理やり結婚・出産させられることもない。 じゃ、みんな幸せ? ーー貧困や虐待、ネグレクト、いじめに苦しみ、 大人になって結婚・就職したらDVやパワハラに長時間労働で うつ病になったり、自殺したり。 希望のない社会だ。

続いてNGO主催団体職員が団体の活動について説明し、彼女たちが教育を受けるために、「月々3千円の寄付を」と訴えた。なるほど。

映画『不思議なクニの憲法』

11月8日(火) cloud

Kuni
四谷区民ホールにて
サポーターになっているので、試写会のご招待があった。
松井久子監督が、ベーリーショートになっていた shine

参院選向けの内容に現在の論点を加えたリニューアル版は、素晴らしい内容ながら、予定を超えた2時間30分!
これでは、自主上映会は難しいのでは?
自民党の改悪案を含む改憲派・護憲派の学者さんの部分が長いので、ここを割愛して2時間にするとか・・・。

更に、孫崎さんのトークが30分。メモしておく。

*基本的人権と戦争は相容れない。9条改憲で戦争できる国になると、人権は守れない。

*現政権が改憲したがる理由…自衛だけでなく、海外派兵できるようにする。自衛隊がアメリカ軍の戦略の一部となること。

*国民を「中国と北朝鮮が攻めてくる」と脅かしているが、戦争によって得る利益よりも損失が大きいのは明らか。攻撃なんかしてこない。

*アメリカは、軍産複合体(戦争から経済的利益を得る政治的・経済的集団、特に戦争に迎合する産業にかかわっている集団)。日本がここに飲込まれてはいけない。

PKOの真実

8月20日(土) typhoon

旅行中の衣類がたまっていたが、悪天候なので洗濯を延期するつもりだった。が、「雨は断続的だから、洗濯するべきだ」という夫の意見で、洗濯。
結果は…暴風雨と晴れの繰り返し。除湿と扇風機使用・2階と3階を行き来しての「天日干し」を繰り返す羽目になった
coldsweats02

帰省・旅行で1週間留守にしたので、たまっている録画を見始めた。
まずは、「PKOの真実」。
「停戦合意」を前提に丸腰でカンボジアに派遣された警察官が配置された地域の一つは、ポルポト派が武装占拠している地域と接した場所だったと。
ポルポト派は、実は…停戦に合意しておらず、戦闘用の武器で容赦なく襲ってくる。本部と通信する手段もない中、一方的に弾丸を撃ち込まれ、1人の隊員が亡くなった。
生き残った隊員は、「日本だけが逃げ出す訳にはいかない」と、最後まで任務を遂行し、帰国。隊長は、それから亡き部下、高田さんの墓参を欠かしたことがない。

政府は、「停戦合意地帯での平和貢献」という建前を変えることはなく、遺族はその地に「高田」という名前を冠した学校を建てる。そこには高田さんの写真があり、子ども達は「カンボジアの平和を守るために亡くなった」と教えられている。元隊長は、「日本では、彼の名前はもう忘れられている」と、嘆く。

アンコールワットの遺跡のすぐ近くで、こんなことがあったのだ。 現地での取材、同じ地域で任務に就いた他の国の元隊員に話を聴くなど丁寧な取材で、四半世紀近い前の事件を思い出し、歴史の真実を知ることができた。

映画『いしぶみ』

7月27日(水) cloud

先月、保護司仲間から「友達がいい映画を作ったんだけど、見ない?」と誘われた。女性のプロデューサーで是枝監督と聞き、チケットを購入。手に持つ分厚いチケットの束を見て同情し wobbly 友人を誘うことにして、2枚購入。
映画は、時間と自分のエネルギーにまかせてフラっと行くのが好きなのだかが…こんな事情で友人の都合に合わせて「ポレポレ東中野」へ。良質の地味な映画を単館上映と言えば、ここだよね wink

Photo
監督:是枝 裕和、出演:綾瀬 はるか、池上 彰、プロデューサー:橋本 佳子・佐藤 宏、原案:薄田 純一郎、原構成:松山 善三(2016)

【内容】戦後70年を機に、杉村春子による語りで広島テレビが制作した番組「碑 広島二中一年生全滅の記録」(1969年)をリメイク。
8月6日、建物解体作業のため、朝早くから本川の土手に集められていた広島二中一年、321名の生徒たちが点呼をとった時、原子爆弾の投下が。
その場で命を落とした者を除き、重症の火傷を負った生徒たちは教師と一緒に大川に逃れ、歩ける子は自宅へ。家に辿り着いて家族に会えた子たちも、次々と亡くなる。歩けない子は川辺に横たわり、親が捜しにきて背負って家に連れ帰った。
広島出身の綾瀬が、亡くなった一人ひとりの生徒の名前と家族が本人から聞いた言葉を朗読していく。家族が迎えに行く前に亡くなった生徒については、周囲に居た人からの伝聞。

原爆ドームからほど近いその場所に、彼らの名前が全て記された碑がある。それが、このタイトルだ。

朗読が、胸に迫る。一人ひとりにドラマがあり、家族の悲しみがあったのだと weep

生き残った生徒も数人いる。病気で自宅に居た生徒、転校でこの地を離れたばかりだった生徒、川辺に迎えに行けない事情があった遺族を池上 彰が紹介している。

映画『シロウオ』

7月2日(土) sun

Photo_3


活動仲間の自主上映会に参加。
北とぴあ ドームホールにて。

タイトルは、シロウオ漁から。

Photo【内容】30年以上も前、海水温度の上昇や原発事故を懸念し、原発の建設計画への抵抗運動を続け、断念させた町が全国に34カ所あった。紀伊水道(きいすいどう、和歌山・徳島・兵庫県・淡路島によって囲まれる海域、左図参照)を挟んで住民が協力し合って原発を阻止した 徳島県阿南市椿町 和歌山県日高町 を取材し、反対運動に参加した当時を知る住民などの証言をまとめたもの。

Photo_4
「安全だって言うなら、電力が必要な都会につくればいい。人口の少ない田舎が(万が一の事故の際に)犠牲者が少ないからでしょ」という農家、「金は一時のもの。子や孫、子孫に自然の恵みを残したい」という漁師、「もう国の言いなりにはならない」と言う(戦中からの)教師などの言葉が胸に迫った。
住民が二分されて辛かったという話、政治的力が必要で市議や町長になった住民。当事者の話から、いかに困難な道だったかということが分かる。

「当時の住民は賛成派も反対派も、みんな原発が危険であることはわかっていた。ただ原発がなくて も生きていける自信を持っている人々が反対できた」( 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章さん)…これも、ある。

『私と彼女』

5月1日(日) sun

イタリア映画祭3日目。
義娘が休日出勤で子守を頼まれたので諦めていたが、昨日、「休めることになった」と連絡が入った flair こんな風に、急に勤務日が変わることもあると。チケットを早々に友人に譲らなくて功を奏した delicious

Photo
原題:Io e lei (2015年/97分)
監督:マリア・ソーレ・トニャッツィ Maria Sole Tognazzi
出演:マルゲリータ・ブイ、サブリーナ・フェリッリ

【内容】元女優で今はレストランを経営する開けっ広げなマリーナ。慎重な性格で一人息子がいる建築家のフェデリカ。2人は、ローマの豪華なアパートで5年間一緒に暮らしていた。
フェデリカは、マリーナが映画復帰することを「(マスコミなどで)自分のプライバシーまで晒される」と反対し、しばらくぶりに出会った友人(男性)と情事を重ね、それをきっかけにマリーナの家を去る。

コメディータッチの恋愛映画。フェデリーナの夫は歯医者で、若い女と再婚して乳幼児が2人。彼の歯医者に通ったり、恋人(男性)を伴って(多分、元の家で)料理をして会食するなどの関係。大学生の息子に会ったりもしている。
彼女は、愛した人が、たまたま女性だったというだけで、男性にも惹かれて同棲する。
一方、グラマラスなマリーナは、レズビアン。

◆最初に監督の挨拶があり、上映。
◆上映後、監督の質疑応
Photo_2
*映画の音楽を担当した男性を紹介。客席に居て、私の目の前に座っていた。
*監督の父は、『Mr.レディMr.マダム La Cage aux folles 』(1978)で有名な俳優。イタリアは、保守的で男尊女卑。女性同士の愛を正面から描いた作品はこれまでなかった。しかも50過ぎの女性が主人公なので、周囲から危惧されたが…女性の支持を得ることができて、嬉しい。

*私は、女性をこれまでのように妻・母・恋人としてはなく、主役に据えて、女性の連帯(愛は、セックスだけではない)を描きたかった。独立心旺盛な女性、自分の人生を自分で選び取る女性を描きたい。
*なので、男性は、脇役。フェデリーナが同棲している恋人を元夫宅に連れて行き、夕食中に急にマリーナが恋しくなって、彼を放ったらかして、元恋人宅に「元の鞘に戻りたい。愛してる」と言いに行ったのは彼が、あまりに気の毒だった weep

*マリーナの家のハウスキーパーは、フィリピンのゲイ。個性的で、開放的。彼は脚本家の一人、クリスチーナの家で、実際にハウスキーパーをしているデニスで、地のままで演じてもらった。

◆トークセッション(15:45~16:45):ジュゼッペ・M・ガウディーノ監督 × マリア・ソーレ・トニャッツイ監督 × ガブリエーレ・マイネッティ監督、モデレーター:矢田部吉彦(東京国際映画祭作品選定ディレクター)
*ガブリエーレ・マイネッティ監督は、日本のアニメが大好き。「子どもの頃、帰宅するとTVで日本のアニメをやっていたから」だと。マリア・ソーレ・トニャッツイ監督も『ハイジ』、『ベルサイユの薔薇』を見ていたと。
お尻が痛くて、しかも司会が、先ほど質疑応答で聞いたばかりの質問を繰り返したので、帰宅 dash
この後、16:50からサイン会もあった。

『あなたたちのために』

4月30日(土) sun

Img_20160430_154006_2

イタリア映画祭2日目。
今日もF列(中央席1列目)で、足を伸ばして観劇できた。上映前に、監督と脚本家(夫婦)の舞台挨拶があった。(左の2人。)

原題:Per amor vostro、2015年/110分
監督:ジュゼッペ・M・ガウディーノ Giuseppe M. Gaudino
出演:ヴァレリア・ゴリーノ

【内容】子どものころは自信満々だったアンナ。けれども、親に「なんの価値もない」と決めつけられ、頭の弱い兄の窃盗の罪を着せられて、少年院に4年間も収容された(兄は成人していて10年の刑になるが、子どもなら4年で済むという思惑から)。
経済力のない親の面倒をみて(兄は自分の面倒だけで手いっぱい)、闇金で金を稼ぐDV夫と障がいをもつ息子を含めた3人の子育てをして欝々と過ごしていたが、定職を得て夫を別れることを決意し、夫の悪事の証拠を警察に持ち込む。
主演女優は、ヴェネチア国際映画祭で2度目の女優賞受賞を受賞。

Photo_2

あまりに暗い内容で、ウンザリした。意味不明の映像がバチバチ切り替わる部分は、凝視していると頭痛がしてくるので、目を逸らしていた。

ーーー質疑応答には、2人で答えた。
*ナポリが舞台
*家族のために苦労していてDVを受けている女性というのは、よくある設定。それを自由闊達な映像で表現したという。モノクロ(色を奪われてしまったアンナの日常生活をモノクロ、過去・現実に向き合う場面をカラーにして対比させている。
*アンナをカラーでコラージュした映像は、卑俗さを表している。
*流れる歌は、オリジナル。
*アンナは家族のために生きていた。定職を得たことで、周囲の悪事を棚上げせず、子ども時代のような勇気を取り戻した。
*最終的には、女性のポジティブな生き方を描きたかった。

ここまで聞いて、作品の意図がやっと理解できた coldsweats01 ヤミ金の問題は、イタリアで大きな社会問題になっているそうで、それで、闇金でむやみに借金して家も財産も全て奪われた家族の姿が描かれているのね。

より以前の記事一覧

2017年4月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30            
無料ブログはココログ