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『家族終了』

8月15日(木)

地域の男女平等センターで借りて読んだ
父母と兄が無くなり、一人残された筆者。兄には妻と娘がいるが、筆者の家族ではない。
それが、タイトルの意味。
日本の家族観の変遷を辿りながら、現在を考察し、未来を予測する内容。自身の家族・同居人との関係も引き合いに出している点が分かりやすい。

◎日本では、男性が結婚することを「身を固める」と言い、親は娘が結婚すると「片付いた」と言っていた。「家を存続させる」ためにやっきになり、子どもが生まれなかったら養子をもらっていた。筆者の親も、そう。

◎「パパ、愛してる」という息子に「ママっ子男子」、祖母の誕生日にお姫様抱っこした画像をSNS上にアップする青年。家族が仲良しなのはいいが…恋愛から遠くなる?

◎「向田邦子的時代の専業主婦」は「夫の帰りやその同僚の来訪を待ち受け、どんな料理も供するファミレス店長のような覚悟を持っていた」

◎高齢者の自殺が多い地域で「一人暮らしよりも家族に住むお年寄りの方が、自殺率が高い」「他人に迷惑をかけたくない」という感覚を強く持っているから。一人暮らしであれば、「老化した自分がどう見られているか」を気にしないで済む。

◎酒場の「ママ」や小料理屋の女将(お母さん)、占い師の「母」は疑似家族なので「実の母親のように人間性を否定するようなことは言わない」ため、「人々がお金を払って」通うのも無理がない。

◎事実婚:子どもを持たない中年以上に多い。筆者もそう。相続や戸籍などの面倒がないし、「嫁」をしなくていいというメリットがある。※父子帰省が記事になるような国だからね。このお盆休み中、区内に住む長男が息子二人を連れて通って来ている(父の車送迎付き)。妻が仕事なので、手が多い場所で食事・昼寝ができるのは、やはり便利だろう。

◎LGBTを知ることにより、相手と性的な関係を持たなくても、性的指向が違っていても、共に暮らすのが「家族」だと思うようになった。セックスレス夫婦も結構いることだし。※レズビアンカップルがホモセクシャル男性の精子提供で子をもち、連携している例もある。

◎「人を結びつけるものは、生殖だけではない」

◎家族は「いて当たり前」ではない。継続にはたゆまぬ努力が必要だし、子どもがいなければ、そのうち消滅する。

◎「家族の多様化が進み、法律婚をした男女のつがいも、多々ある家族のパターンの中の一つになる」方が、「多くの人にとって生きやすい世なのではないか」

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