« ヒマワリの種のパン | トップページ | コンサート »

『子どもの脳を傷つける親たち』

友田 明美 著、NHK出版 (2017/8/8)
※ブログに写真が挿入できないので(ココログの障害だと思う)、リンクを付けておきます。

著者は、子どもの発達に関する臨床研究を30年近くつづけてきた小児精神科医。
新聞やNHKの番組で知り、地域の男女平等センターで借りて読んだ。

◎身体・精神的・性的虐待や面前での夫婦喧嘩等の「マルトリートメント(不適切な養育)」が、子どもの脳を「物理的」に傷つけ、学習欲の低下やうつ、統合失調症などの病を引き起こすことが明らかになった。添付された何枚もの脳の写真が、その悲惨な研究成果を証明している。

◎パニックを起こしたり、衝動性が高く、キレやすくて乱暴だったり非行に走る子の背景に「そういうことがあるのか」と、心当たりがあったりする。

◎愛着形成の重要性を説きつつ、予防や傷ついた脳を回復させる方法、脳が傷ついたまま親になっている場合の治療など、具体的な対策を紹介する。ケーススタディが豊富で、多くの人の参考になるだろう。

◎愛着障害:親に優しくされた経験が無く育つと、世話をしてくれる相手に警戒心を抱き、甘えたくても素直に表現できない。逆に、特定の相手に愛着を示す能力が低く、誰にでも過剰な愛情を求めるケースも、これだと。保護司や「子ども食堂」など、子どもと接する中で、こういう子に出会っているので、大変参考になった。

 

« ヒマワリの種のパン | トップページ | コンサート »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« ヒマワリの種のパン | トップページ | コンサート »

2019年7月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
無料ブログはココログ