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「ルポ 保育格差」

7月2日(月)

Photo_3 小林 美希 著、岩波書店 (2018/4/21)

「保活」に成功!と言っても…どこでも入れればいいというものではない。質も大事。
第1章で非常勤保育士が語る、地獄のような保育園の体験談に、ぞっとした wobbly
暴行心理的虐待(暴言・吐くまで叱る・拒絶的な対応)、ネグレクト。一斉保育で管理し、それに合わせられない子どもを責める、そんな保育園があるのだ。
しかも、それらは証拠が無く、保護者は訴えられない。
まともな園長がいても、「保護者・子どもを教育してやる」という人に変われば、地獄にもなる。熱意をもった保育士でも、逆らえない。

第2章では、規制緩和のせいで他の事業への流用が可能になった結果、株式会社が委託費の人件費率を下げるために、新人の保育士や非常勤ばかりを雇用。基準が7~8割なのに、2~3割という保育園もあると。
経費を安くあげるために、玩具や絵本購入の予算もとらず、コピー代もケチる、子どもの人数を増やすために棚も作らない(床面積を増やす)等の寒々しい実態も報告されている。---まさに、格差。

第3章では、
◎0歳児を一人預かるコストは、地価の高い都心では月に40万円かかる場合もある。0歳児は子ども3人に保育士を1人配置するからだ。これは、「育児休業給付金」3人分に当たる。1歳になるまで、保護者にこれを支給して子育てしてもらった方が経済的だ。

第4章は、学童保育の現場
劣悪な保育園で大人不信になった子達は、就学すると学校で押さえつけられ、その分、学童で暴れたりする。ここも民間委託が進み、非正規雇用化が進んで低賃金なので出入りが激しく、子ども達との信頼関係を構築しにくい状況が語られる。夏休みに弁当を持たされてこない子に自腹で食べさせる職員の話も出てくる(貧困家庭)。

※中には、保育者の人件費がトップクラスの株式会社やNPO法人もあるし、手厚い人員配置を行う認証保育所もある(実名を記載するほど、少ない?)

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