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6月邦楽公演「日本音楽の流れⅡ -琵琶-」

6月2日(土)

Photo_2 日本の楽器について、歴史・特色を紹介するシリーズ。
国立劇場 小劇場にて、14:00~17:20(長すぎて、お尻が痛い…despair


◎雅楽
「平調音取(ひょうじょうねとり) 越殿楽(えてんらく) 陪臚(ばいろ)」
楽(がく)琵琶=東儀博昭
西方から中国を経て伝えられた琵琶は、平安時代に宮廷音楽で用いられた。主旋律は管楽器で、琵琶は拍子のみ。水平に構えて演奏。

◎平家
「竹生島詣(ちくぶしまもうで)」
*今井勉が休演 にて、彼がここで演奏した 2017年の映像を鑑賞。琵琶法師が語る平家物語を「平家(平曲)」と呼び、盲人音楽家が語り、その合間に「ポローン」と奏する。

Photo_3 【実演・解説】 近代琵琶楽への変遷*薦田(こもだ)治子さん(武蔵野音楽大学教授)による、演奏付きの解説。 実に分かりやすかった shine
*近世、権力者の寵愛を受けた琵琶法師が「当堂」という団体をつくる。そこへの所属を拒んだ九州の琵琶法師が「宗教活動」を行う「盲僧(もうそう)」を名乗って活動。医療が発達したことと、盲人の職業の幅が広がったことで、晴眼の僧(盲僧の子孫ら)が檀家の希望に応じて、今も(天台宗玄清法流)演奏しているとな。
盲僧琵琶の演奏は、念仏を唱えながら琵琶をかき鳴らすもので、奏法がどうこういうレベルではない。単調で、すぐに飽きた
despair

薩摩琵琶・・・18世紀、盲僧琵琶から誕生。明治時代に活躍した薩摩出身の官僚により、全国的に流行。天皇にも指導した。撥が大きく、胴体に叩きつけてリズムをとる奏法が加わる。勇壮な題材と豪快な撥さばきが特色。

筑前琵琶・・・これも、盲僧琵琶から派生。琵琶よりも軽く、音域が広い三味線が流行したことから、琵琶で三味線音楽を演奏しようとして発展。女性の演奏家が多く出た。

◎薩摩琵琶「城山(しろやま) 」 須田誠舟
  西南の役で敗れた西郷隆盛の最後を綴った作品。

◎筑前琵琶「湖水渡(こすいわたり)」 奥村旭翠
  本能寺の変」の後、明智光俊が琵琶湖を渡って坂本城に駆け付けるという内容。
  流麗な演奏。

◎鶴田琵琶「壇の浦(だんのうら)」 中村鶴城
  鶴田琵琶は、戦後に誕生した琵琶楽で、映画音楽や現代音楽に進出。
  「壇の浦」は、源平合戦の安徳天皇入水の場面を描く。
  この奏者は声が小さくて張りも無いのだが、撥で弦をこする奏法と相まって、
   非常に切ない場面の表現が素晴らしかった confident

◎現代曲「胡絃乱聲(こげんらんじょう) 」新作委嘱初演、作曲=平野一郎
正倉院に伝わる二面の復元正倉院(四弦/五絃)琵琶を復元し、笙・竽・打物・群声(コロス)との合奏。
これがね、いただけない。古代の琵琶は響かないので、演奏が単調な上に、群声(東京混声合唱団)に負けちゃうの。琵琶の魅力が伝わってこない曲だった、残念。

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