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『弟の夫』1~4巻

Photo 地域の男女平等センターで借りて読んだ。
今年3月にNHKでドラマ化された番組の原作。
田上 源五郎 著、2015年5月~2017年7月、双葉社。作者は、当事者。

【内容】
主人公は、弥一。双子の弟がいて、カナダで結婚していた。
その夫、マイクが、ある日突然、訪ねて来る。弟は既に亡い。
「パパに双子の弟がいたの?」「男同士で結婚って出来るの?」。
小学生の娘、夏菜は突如現れたカナダ人の優しい「叔父さん」に興味津々。すっかり懐いて、家に居候することになる。
マイクの来日から3週間後の離日までを描く作品が1~4巻にまとめられている。

弥一は、かつて、弟にカミングアウトされて以来、距離を置いてしまっていて、弟の存在を娘にも伝えていなかった。そんな訳で、義弟とのギクシャクとした暮らしに戸惑う。一方、マイクは、亡夫に似ている弥一を見て、切なくなる。

夏菜は叔父さんを親戚として受け入れ、友人にも紹介したいと、家に誘う。が、その母親にそれを咎められたりと、周囲からの偏見・差別が描かれて、悲しくなる。

そうして、巻が進むうちに、弥一親子とマイクの絆が深まり、弥一が「ゲイだった弟」とマイクを受け入れていく様子が描かれていく。

最終巻(第4巻)では、夏菜の担任が弥一を学校に呼び出して、「学校でその話をすると、いじめられる」などと言う angry
それに対して、弥一は「あの子が叔父の話をするのを止める理由はない」「もしいじめられたら、いじめる子を注意してほしい」と、キッパリ shine

マイクに見せてもらった弟とマイクの結婚式の写真には、マイクの家族に囲まれた弟が写っていた。それに対して自分は…そう思わせるエピソードだ。
そして、マイクが明かす、来日の理由。
一緒に両親のお墓参りをして、弟の夫を紹介する弥一。

◎偏見に怒り、亡夫への愛情が切なくて、家族愛にあふれた内容に感動した。ゲイカルチャーのコラムも、理解に役立つ。

※ただ…大人の男性が全て筋骨隆々で首が短い ラガーマン風に描かれているのには、正直、違和感がある。

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