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『サイコパス』

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中野 信子 著、文春新書、2016/11/18

地域の男女共同参画センターで借りた本。

外見はクールで魅力的。会話やプレゼンテーション能力も抜群。しかし、トンでもないウソつきで、不正や捏造が露見しても、恥じることなく平然としている。時には自分が被害者であるかのようにふるまい、 残虐な殺人や善良な人を陥れる犯罪を平気で行う。他人を利用することに長け、人の痛みを感じない。
…思い当たる人、いますよね?

そんな人達の餌食にならないよう、知っておいた方がよい知識
元々、「サイコパス」とは、連続殺人鬼などの反社会的な人格を説明するために開発された診断上の概念。『羊たちの沈黙』のハンニバル・レクター博士のような。脳科学の進み具合を知りたくて、読んでみた。

◆サイコパスは…

*脳の、他者に対する「共感性」や「痛み」を認識する部分の働きが大きく違う。

*個人主義が発達している欧米よりも集団主義的な社会である東アジア圏で少ない。男性よりも女性の方が少ない。

*症状にも程度があり、グレーゾーンのような広がりをもって分布している。100人に1人はいると言える。

*口が達者で、おそれを知らずに果敢に行動するため、非常に魅力的に映り、ファンになってしまう人も少なくない。毛沢東のような革命家・独裁者、スティーブ・ジョブズのような起業家とか。

*殺人者の場合、計画的。拷問や殴打・切断のような過剰な暴力好む。他人が苦しむ様子を観察すること自体に悦びを感じる。

*脳の機能については遺伝の影響が大きく、生育環境が引き金になって反社会性が高まる可能性がある。

*治療の成果については、報告されていない。

*女性は「弱い女」「泣く女」を演じて、批判する者を極悪人のように演出。「自殺する」と脅すが、それほど落ち込むことはない。「パーソナリティー障害」と診断されることが多い。

◎サイコパスの餌食になる人は、騙されていたことが分かったり、犠牲者の存在が明らかになっても信者であり続ける。それはーー人間の脳は「信じる方が気持ちいい」から。自分で判断するのが負担で苦痛に感じる(認知負荷)。また、矛盾する認知を抱えて葛藤すると、都合のいい理屈を作って「間違いを認めずに済む」ようにする。サイコパスは、この弱点を巧みに突く。

◎本書の中に、サイコパス度を測るテストがあり、私は ほぼ0点。ここで高得点をとった読者((サイコパス)は、我と他者との違いを認識し、更に技を磨くのだろうか…

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