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『あそびの生まれる場所』

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西川 正 著、ころから株式会社 (2017/3/29)

「遊び」「公共」「コミュニティ」をキーワードに「お客様」時代の公共マネジメントを考える。

著者は、子どもの保育園や小学校で、他の保護者と様々なイベントことをしてきた。が、最近、「何かあったら困るので…」と言われて、親が何もできなくなっているという sad

◆保育が託児化=サービス産業化している問題
 *「託児」とは、子どもたちがとにかく「無傷」で安全に、その時間を過ごすこと。事業者(保育所側)にとっては安全に「お預かり」すること、きちんと管理すること。
 *「保育」とは、「託児」の要素を十分にふまえつつ…子どもたちが様々な失敗やトラブルを起こしながら、それを糧として、その時々を大事に生きていくことあできるようにサポートすること。
 *介護などの社会福祉事業が「サービス」という言葉で語られるようになり、幼児拠育・保育の業界全体では、習い事や教室が増えてきて、子どもが自ら遊ぶ時間は、大人が指示して教える時間にとって替わられていった。託児サービスに「オプション」がつくようになり、子どもは四六時中、何かを「させられる」か何かを「してもらう」存在になった。そして、親は、そのサービスを買う「お客様」となっていった。

◆「サービス産業化」の問題点
 *最小の金銭的負担で最大の金銭的利益があるかどうかの視点。誰でもいい、人間関係は不要。
 *事業者と顧客は一対一の契約関係で、顧客同士の関係を避ける。顧客は顧客に(アドバイスではなく)苦情ばかりを言うようになり、事業者は面倒がって情報を出さず、相談もしなくなる。
 *サービス(仕事)として子どもたちに関わる大人が激増した。彼らや常に責任をとらされないように、ことが起こらないようにと子どもと接する(多様な大人との関わりがもてなくなった)。

◆自身が地域で仲間と実践してきた試み、他の団体の活動を紹介。どうすれば多くの人がかかわる場を「魅力的な場」「遊びの生まれる空間にしていくことができるのか」を提案している。

◎この本の中に、以下のような記述がある。
*苦情は出会い。地域からの苦情によって出会いと対話が生まれ。地道なコミュニケーションの積み重ねがあって、プレーパークは成り立つ。
⇒なるほどなー。子ども食堂も同じだと実感する日々だわ。

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