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『家族幻想~「ひきこもり」から問う~』

Photo 男女共同参画センターで借りて読んだ。

杉山 春 著、筑摩書房 (2016/1/6) 筑摩書房 (2016/1/6)
【内容】現在、「ひきこもり」と呼ばれる人々の数は、およそ70万人。親や社会の価値観でみずからを束縛した彼らを取材したもの。
筆者自身も家族と深い葛藤を抱えている。
◎ひきこもりは、「自傷行為」。そうすることで、かろうじて生き延びることができる、その人なりの逃げ道。
◎ひきこもる人たちを追い詰めているのは、その人を縛る内面化された価値観。その価値観を作るのは、時代の常識であり、それぞれの家庭が引き継いてきた価値観でもある。
◎さらに、いじめを体験するなど、自分が学校という共同体に受け入れられないという体験を重ねれば、自分を変形させなければ社会には受け入れられないと実感して育つ。自分自身の本音を隠し、時にはそのことに気付かないまま、マイナスな自分を人に見せない。
◎ひきこもりからの回復は、「存在論的安心の確保」であり、生きることへの覚悟、生きることや働くことの意味を手にすること。
◎孤立した家族の中で、多くの子どもたちが親独自の価値観に縛られて、社会に強い怯えを抱えている。
◎消費税が25%のデンマークでは、20歳を過ぎて自立ができなかったら、国家が面倒を見るという。「これからは、あなたの人生です」ということ(日本の見えないイエ制度では、親が責任を負う)
◎当事者へのインタビュー「母親が家庭の中で幸福ではないと感じていた。母親は舅姑との確執を抱き、父親は家族に話しかけない・・・大人に自分の気持ちを聞いてもらった経験がない。」「家族の中で、楽しいこと、悲しいことを分かち合った経験がない」

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