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著者と語る『ルポ 貧困女子』

3月11日(土)

Hinnkon
『ルポ貧困女子』を書かれた飯島裕子さん(ノンフィクションライター/大学非常勤講師)のお話を聴いてきました。
主催:女性労働問題研究会
コメンテーター:渡辺照子さん(アジア女性資料センター)
会場:東洋大学6号館


近場の会場だったので、孫の子守を抜けて(夫に頼んで)行けました wink
以下、記憶に残った点をメモ。

◆飯島さん
*『ルポ若者ホームレス』(2011)では、リーマンショック以降に増えた40歳未満のホームレスについて書いた。その4割は中卒。7割が失業がきっかけ、全員が男性だった。
*今回は、非正規職・無職、年収200万円未満(ワーキングプアライン)女性47人を取材。
*女性は、「家事手伝い」に隠れた「ひきこもり」がいる
*「家事手伝い」は、若年無業者(ニート)に含まれない。
*ニート・ひきこもり支援は男性中心
*働く単身女性(20~64歳)の3人に1人は、年収110万円以下の貧困状態
*女性間の分断:「女性活躍推進法」は活躍が期待される女、「派遣法」は期待されない女向けのもの
*税・社会保障は標準家族をもとにしたものなので、シングル女性は想定外の存在。だから、情報・支援がない。

◆渡辺さん
*これまでの支援策は、あくまで「妻」「母」に対してのもの。夫と子どものいない女性の権利を保障するものではない。
*家族は「セーフティーネット」に非ず。親の暴力・加害から逃れるためにホームレスになる女性がいる(風俗産業の男性スタッフがやさしいとだまされる)
*同じ大学を卒業しても、家庭があり総合職として働く女性と非正規貧困女性の二極分化が生まれたのは、法律によるもの。国が関わっている。
*女性は(結婚を前提とした選択ではなく)世帯主としての意識を身につけ、世帯単位から個人単位に税や社会保障を変えるべき。
無収入の専業主婦で夫のDVから逃れたいというケースも解消できる?

◎会場からの質問(男性):分断されている女性がなぜ繋がれると思うのか?
男性の自分は他の男性と繋がれるとは思わないのに、ということで。
飯島さん「女性は他者と共感しやすい。共感できるだけでも救われる。つながりたい、つながれると信じたい」
女性はそもそも弱者。だから、男社会に抗議したり、連帯できたりする。正社員と非正規社員の男性はつながれないかな…。

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