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『愛を言い訳にする人たち~DV加害者700人の告白』

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山口 のり子 著、梨の木舎 (2016/03)

著者は、「アウェア」代表。女男平等の社会を目指して40年、日本及び海外で活動している。2002年に「アウェア」(aware:きづく)を開設してDV加害者向け教育プログラムを始める。2003年に「デートDV」という言葉を日本で初めて使って本を出版し、若者向け防止教育に取り組む。

*暴力は愛情ではなく、犯罪。親にたたかれた経験は子どもに悪影響を与える。親はたたくたびに子どもに「暴力はOK」と教えているようなもの。子どもは「親がたたくのは教育・しつけだから問題ではない」と思いこまされる。

*母親が虐待されている家庭で育っている男性は、加害者になる確率がそうでない男性の3倍。子どもは親が「する」ようにする。

*精神的虐待は、被害者が気づきにくく、ほかの被害者の似たような体験談を聞いてはじめて気付人もいる。

*取材にきた記者が「話を聞いて、私も被害者だと気付いた」ということも。なので、まず、DVについての本を読んでもらう。

*男性記者やカメラマンが取材後、「自分もしているかも」「自分が育った家でおきていたことがDVだった」ということも。取材して報道する立場の人は、DVを自分のこととしてしっかりと学んでから報道してほしい。

*DV被害者が、DVについて知識の乏しい調停員や弁護士から2次被害を受けた体験談が載っている。弁護士には、「なんでこんなになるまで放っておいたのか、あなたも悪いなどと責めないでほしい」「被害者は考える力、判断力、行動力などを奪われているのだから」と。

*主に女性がDV被害に遭うのは、女性が差別される男性優位社会構造の中で人々がジェンダーバイアスをもって暮らしているから。DVは個人的な問題ではなく、多くの人たちの間で起きている社会的・政治的なこと。「女性への暴力・虐待」であり、女性への人権侵害」

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コメント

「男女の役割について固定的な観念を持つこと、社会の女性に対する評価や扱いが差別的であること」ですかね。

ジェンダーバイアスの解釈は、偏見とか、固定観念とかで良い?

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