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『女性と子どもの貧困~社会から孤立した人たちを追った~』

地域の男女共同参画センターで借りました。またまた…最初の読者です wink

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樋田 敦子  著、大和書房 (2015/12/20)

【内容】目を背けてはいけないーー
◎普通の主婦がなぜ?
◎なんとなく風俗で働き出す
◎予防接種率と貧困
◎医療ネグレクトとは
◎シングルマザーの苦悩等

新聞記者からフリーランスになった著者が、様々な角度から書いているので、これまで読んだ本の内容をおさらいしているような感じ。

*隣人の絶望は、見えない。貧困を語るとき、同時に出てくるのが自己責任論。非正規雇用の労働問題と中流家庭が崩れて貧困層が拡大していく社会構造に原因がある。

*シングルマザーに降りかかる「4つの貧困」。時間がない、周囲と関係がつくれない、お金がない、健康を維持できない

*80%のシングルマザーが養育費をもらっていない

*「こうのとりのゆりかご」で知られる熊本の慈恵病院での取材・・・これまで養子縁組につなげた232件のうち、61件は若年妊娠。そのうちの67%が15~17歳で、15歳未満が21%。
小学生もいた。普通に通学して部活もやっており、母親が出産まで気付かなかったケースも。⇒家庭と学校の性教育の必要性、そして、手がかからないからと周囲の大人がちゃんと見ていなかったということ。
逆に、DV家庭で親に妊娠を打ち明けられなかった子の父親を病院に呼び、「今ここで家族の問題を解決しておかなければ、お父さんが孤立して、老後の生活にも影響が出てくる」と説教したそうだ。

*癌にかかった人の退職率21%
派遣社員の半分は癌を機に離職している。費用の負担が原因で治療を変更・断念したことがある人が2.6%。

*奨学金の返済…遅れた日数に応じて、高利の延滞金がかさんでいく。保証人に迷惑をかけないとまじめに返している人が多いが、延滞が3ヵ月以上になると、個人信用情報機関に登録(ブラックリストに載る)されて、クレジットカードの使用制限やローンが組めなくなってしまう。本人と連帯保証人・保証人である高齢の親や親族が自己破産を申請するケースが増えそう。

*生活保護制度では、持ち家も「売却して売れないような住居」ならば、持っていても受給できる。生活保護制度で保障される最低生活費の金額よりも収入が少なければ、その差額が支給される。住所がなくても、働いていても、受けられる。

* 「殿上湯」の原さんの「ひまわり教室」ついても、触れている。⇒今頃・・・の感あり。

*NPO法人『フードバンク山梨』、NPO法人『豊島子どもWAKUWAKUネットワーク』が運営する「要町あさやけ子ども食堂」の活動も紹介。

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