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『かたづの! 』

地域の男女共同参画センターで借りた。昨日、長男の昼寝中に、読了sign01

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中島 京子 著、集英社 (2014/8/26)

タイトルが何を意味するのか分からず、「固唾を飲んで?」とかイメージしたが…、1本しか角のない羚羊(かもしか)が語る物語だった。

江戸時代、東北に唯一の女大名が実在した。第21代八戸南部氏当主・祢々(ねね)。八戸⇒遠野を治めたという史実を基に、伝承や伝記を織り込んだ歴史ファンタジー。

【内容】1本角の羚羊は15歳の祢々と出会い、友情を育み、寿命が尽きて角だけが遺された後も、彼女の生涯を見守り続け、やがて寿命で息を引き取ったものの意識は残り、祢々を手助けする一本の角・・・南部の秘宝「片角(かたづの)」となる。

主人公が夫や息子の謀殺・娘の自害など、次々に叔父に「お家」を乗っ取られる危機に直面しながらも、「戦をして果てよう」と血にはやる男どもを制し…常に知恵を絞って「最善の道」を選んでいくストーリーに引き込まれ、また、彼女と友情を育んだ「片角」や、彼女に執着する河童の(ふざけた)伝承など、ユーモラスな語り口に笑いながら、読み進んだ。
この頃に起きた三陸大津波で、1本角が妻を失うエピソードも盛り込んである weep
羚羊の鳴き声が「プシュッ、プシュッ!」「ボェッ、ボェッ!」というのも、初めて知った coldsweats01

★「禍に呑み込まれずに抗おうという強い思いがあれば、必ず、向かうべき道が見えてくる」「だいじなのは、あきらめないことです」と孫娘に説く祢々の言葉に、深く共感した。

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