香山リカさんの講演会
6月21日(日)
地域の男女共同参画センター主催で、香山リカさんの講演会「生きづらさの処方せん」を聴いた。 「即日満席」と聞いたが、梅雨ということもあり、空いている座席もあった。
生きていくのが大変な世の中、多くの人が様々な悩みや問題を抱えているだろうが、それでうつ病になったりしないよう、「前向きな処方箋」を与えるという内容。
会社や大学、被災地の自治体職員など、幅広い臨床経験を例に出して、
*他人と比較して自分を否定的にとらえる人には、「誰も評価してくれないなら、自分をほめよう
*「迷惑をかけるから」と家族や友人に悩みを打ち明けられない人には、「相談機関も増えているのだから、些細なことと臆せず、気軽に相談してほしい」と。
*
母親の気持ちを思い遣るあまり自分で人生を選択できない女子大学生のエピソードは、コワイ。「悪気はない」という母親はしかし、娘を支配して共依存の関係を作っているこを意識すべきだと思う。
会場からの質問に答えて、「誰かから相談されたら、途中で口を挟まずに、まず聴く。そして、100%真面目に聴かず、半分くらいのつもりで。人の話を聴くのは、エネルギーの要ることだから」
「賛成」「反対」は口にせずとも、子どもが「反応で親の意見が分かる」っていうのに、「あっ!」と思った。長男に同じようなこと言われたことがあって。
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