« 映画『アルバート氏の人生』 | トップページ | 箱根 »

映画『サラの鍵』

4月24日(金) sun cloud

風邪がまだ治らない。一昨日、出なくなった声は、低音域のみ回復 sweat01 横になると咳が出るので、夜が辛い。

Photo
スカパーで見て、衝撃を受けた作品。2006年に出版された300万部を超えるベストセラーを映画化したものだそうだ。

原作:タチアナ・ド・ロネ、監督:ジル・パケ=ブレネール
出演:クリスティン・スコット・トーマス、メリュジーヌ・マヤンス、エイダン・クイン
フランス、2010年、173分

【内容】夫と娘とパリで暮らす45歳のアメリカ人女性記者、ジュリアは、取材の途上で衝撃的な事実を知る。夫の祖父母から譲り受けたアパートのかつての住人は、1942年「パリのユダヤ人迫害事件」で、アウシュビッツに送られたユダヤ人家族だったのだ。
主人公は、収容所から逃げ出したその一家の長女、10歳の少女サラの行方を辿っていく。サラは、弟を納戸に隠して、鍵をかけた。すぐに戻れると信じて。善良な農家の夫婦に匿われ、必死でパリに戻ってみると、他人(主人公の義祖父家族)が既に住んでおり、空けた納戸には、弟の死体が…。
義祖父は、この(納戸に死体があった)事実を外出していた妻にも知らせなかった。住んでいて、気味悪いからか…。

「ユダヤ人から不当に取り上げた家に住んでいたことを知っていた?」と義父に問いただす主人公。「そう言えば…」と義父は父親の遺品を思い出す。その中の手紙を読むと、その後農家の夫婦のもとで育てられたサラに、(家族に内緒で)「家賃」がわりの送金を続けていたことが分かる。
サラはどうなったのか?成長し、ある日、無言でそこを出て、アメリカへ。ジャーナリストの血がそうさせるのか…調査は止まらない dash
探し出したサラの息子(50歳)はイタリアに住んでいて、母親がユダヤ人であることさえ知らなかった。サラはうつ病で自死しており(あれだけのことを抱えて生きるのは、そりゃぁ、辛いよね)。そして、夫は妻の悲惨な身の上を息子に話していなかった。封印したかったんだろうが、息子にしてみれば、自分のルーツと事実は知った方がいい。

これらは、主人公の高齢妊娠の話が並行して語られる。夫に反対されても出産し、彼女は、生まれた娘に「サラ」と名付ける。サラの息子はこのことについて「ありがとう」と weep
この「サラ」には幸せになってほしい。心底、そう思った。
この夫、妻が自分の家のことを調べるのにも怒る。「自分が育った大切な家なのに(負の歴史を掘り返して汚したみたいな)」と。でも、他人の不幸を土台にした幸せって、どうよ?

« 映画『アルバート氏の人生』 | トップページ | 箱根 »

映像」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1178763/59759284

この記事へのトラックバック一覧です: 映画『サラの鍵』:

« 映画『アルバート氏の人生』 | トップページ | 箱根 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ