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『養護教諭の社会学~学校文化・ジェンダー・同化~』

1月6日(火) cloud rain

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すぎむら なおみ 著、名古屋大学出版会 (2014/5/30)

5,940円!もする本。男女共同参画センターで借りた。明日が返却日なので、慌ててまとめる coldsweats01
当事者が仲間からの事例も集めて、「養護教諭とはなにか」を解明している。

*「養護教諭」は、1905年、学校看護婦として誕生した。看護婦が学校に赴任していたのだ <へぇ~ wobbly
*現場では、差別的な立場におかれていたという。看護婦という職業が「女中風情」といわれる時代で、昇給もなかった weep
*1947年の学校教育法の制定により、やっと「養護教諭」という「教職」として認められるようになった
*1980年代に「保健室は学校のオアシス」「保健室登校」が注目させてからも、教員からも生徒からも「授業もしないのに『先生』!?という目で見られて、生徒の悩みをキャッチしても、学校との板挟みになることも多々あるという
*「養護教諭」は「移民」であり、その殆どが女性であることから、ジェンダー問題としても論じている

*学校現場での性暴力問題の体験談は、かなり詳しく記している。男尊女卑のお国柄、文部省の指導が加害者擁護の視点だとか、「被害にあわないような行動や態度をするよう理解させろ」とかの記述が続く。こういった女性蔑視、女性の権利を過小にみつもる態度が続くのは、社会全般に言えること
*生徒の性暴力被害の経験を聴いて支援しようとしても、1校にたった一人であるという孤立した立場、管理職の態度に左右される場合が多く、スクールカウンセラーや担任などとどう連携できるか、個人の力量・政治力が必要とされてくる
*児童相談所もカウンセラーも忙しく、子どもの話に耳を傾けられないジレンマも強くある
*相談内容が重すぎて、自分が潰れてしまうこともある <精神科医やカウンセラーがよく陥るのと同様だ despair
*「義父の性的虐待から救えない」という聞き取り事例は、読んでいても苦しくなった

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