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『赤毛のアンとジェンダー』

11月2日(日) cloud

ジェンダーの連続講座「文学・芸術から見た男女の生き方」がスタート。

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第1回の今日の講師は、東京家政大教授の伊藤 節さん。

沢山のことを知り、大変勉強になった。
*モンゴメリー(1874-1942)は2歳前に母を亡くし、父親は再婚して別居。宗教的に厳しい祖父母(スコットランド系イギリス人)に育てられた。

*『赤毛のアン』の舞台は、1890年代。ベストセラーとなった。モンゴメリーが書きたかったのは、これのみ。

*愛のない結婚をし、夫はうつ病歴を隠していた。周囲に再発した事実を隠し、子どもを育てるために、経済的な理由から、心ならずも「アン」の続編を書いた。最後は自殺したと考えられる。

*『感情を表に出さない」という長老派の教育を受けて、孤独。気持ちは日記でのみ、知ることができる。日記魔で、それは死後50年の封印を解かれ、1990年代に次々と出版、研究が進んだ。

*「アン」は少年と間違われてプリンスエドワード島にやってきたが、マリラは当初の目的である農作業の手伝いではなく、アンに女子教育を受けさせた。男女の分業が当然だった。

*カナダもアメリカ同様、先住民を追い出して、入植者が作った国。独立は1982年 sign01そんなに新しい国だったんだ wobbly

*「アン」は、「孤児文学」に位置づけられる。「足ながおじさん」「小公子」「小公女」「秘密の花園」…そういえば、孤児ばかりだ(*_*;

*「赤毛」は、欧米で「癇癪持ち」のイメージ。
*戦後、紙不足という事情もあろうが、村岡花子の訳書は、宗教や時代背景についてかなり省略してあり、「抄訳」と言える。が、淡々と書いてある原文と読み比べると分かるように、村岡の日本語訳の文体は素晴らしい。英語力と日本語力があってこその名文。

*孫の村岡美枝が2008年に翻訳改定。

その他、ジェンダーを切口に諸々…。
 

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コメント

zeroさん、
講座はね、申し込んでおいて、出られない時は連絡すればいいのよ (^^♪

部下のキャパを見間違えると、潰しちゃうのよ。とにかく、そんな状況からは逃げなきゃね。

こんな、おもしろそーな講座があったとは知らなんだ。。毎週連続がチと難点。
Rくんの件、パワハラではないか!o(`ω´*)!!o(`ω´*)o!!
しかし心身第一「逃げるが勝ち」の時もあり。休息が回復への近道だよね。

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