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「女性作曲家を知る-音楽界からも男女平等を実現したい!」

11月30日(日) sun

ジェンダーの連続講座 第4回。
講師は、小林 緑さん(国立音楽大学 名誉教授)

支配社会に果敢に立ち向かった東西の女性作曲たちの作品をCDで聴かせていただきながら、彼女らの足跡を伺った。歴史に埋もれている才能ある女性作曲家を発掘し、大学で学生に教えること、そして、作品をコンサートで一般に知らしめることに情熱的に取り組んでいらっしゃる講師に、感動 shine 自分でも調べたことを加えてメモする。

エルフリーダ・アンドレー(1841~1929):スウェーデンのオルガン奏者・作曲家・指揮者。教会ではオルガン演奏も聖歌隊も男性限定だった時代に、家族と共に4年も国会に請願活動をするなどの苦労の末に、音楽家としての仕事を獲得した先達。スウェーデンにおける女性解放運動の活動家であり、スカンジナビア諸国で最初に公式の女性オルガニスト。

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ルツィア・ガルータ(1902~1977):ラトヴィアのピアニスト・オルガニスト・作曲家・詩人。1943年作曲の『神よ、あなたの大地が燃えている』(すっごい迫力!)は、ソ連邦時代のロシア支配の下、作品の民族性と宗教的理由から、上演禁止となっていた。ソ連崩壊後の1990年には、1万人の合唱で演奏されたという lovely

Fanny

ファニー・メンデルスゾーン(1805~1847):ドイツの作曲家・ピアニスト。あの「メンデルゾーン」の姉。弟よりも才能があったらしいが、女性ということで、活動が制限されていたそうだ。脳卒中で急逝し、その遺稿を整理していた弟もわずか半年後に脳卒中に倒れ、そのまま急逝。(画家の夫は終始、彼女を励ましたそうだ)

Yosida
吉田 隆子(1910~1956):治安維持法で4度の投獄にも屈せず、反戦と女性解放を貫いた作曲家。劇作家である夫とは対等の同士でもあったようだ。評伝を借りて読んでみた(岩波書店、2014/4/10)。病弱なのが投獄で体を壊し、オペラの作曲中に、残念ながら急逝(夫は2年後に自死)。

金井喜久子(1906~1986):旧姓は川平(かびら)、宮古島生まれ。琴・琵琶・ヴァイオリン・声楽・作曲を学び、沖縄の音楽による作曲を生涯の課題とした。彼女も夫の多大なる協力があったそうで、伴侶選びは大事ね wink ジョン・カビラ、川平慈英兄弟は親戚だってear

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notes 小林 緑さん企画のコンサートをご紹介

『平等と自由を求めた女性作曲家たち~ル・ボーとアンドレーを中心に~』津田ホールで聴く女性作曲家-第5回
2015年1月9日(金)19:00より、津田ホールにて(千駄ヶ谷)

※17:00~18:00、1階会議室で小林 緑さんの講演「19世紀社会と女性作曲家たち」(無料)も。
津田ホールは今年度で閉鎖とのこと(大学は「東日本大震災の被害で、ホールに隣接する本館が使用不能に。ホールは無事だったが、維持負担も重く、存続は困難」だとしている)。

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