« 2014年5月 | トップページ | 2014年7月 »

2014年6月の記事

『オリーヴ・キタリッジの生活』

6月30日(月) cloud

Photoハヤカワepi文庫、エリザベス ストラウト 著、小川 高義 訳、早川書房 (2012/10/4)shineshineshine

舞台は、アメリカ北東部の小さな架空の港町、クロスビー。 タイトルは、この町に暮らす大柄の数学教師の名前。無愛想で傍若無人、優しい気持ちになっても、それをうまく言葉にできない。

13の短編全てに出てくるが、最初のうちは、端役。第1話では40代だったのが、最後は70代半ば、息子に去られて夫が死に、一人暮らしになっている

オリーブは環状の起伏が激しく、思ったことをすぐ口にせずにはいられない(自己中でわがまま)。反省することがなく、謝ったことがない。夫や息子も苦労していることが描かれている。家族や親戚、隣人、友人にはしたくない(なりたくない)人物。「なんだ、この話は…」と、中断 coldsweats01

後半を読み進むうちに、この田舎町に起きる様々な事件と共に、オリーヴには邪気や偏見が一切なく(自分の判断だけが価値基準)、優しいところもあることが分かってきて、次第に惹かれていく( 友人の1人なら、いいかな… )。

愛想がよく善良な夫に先立たれ、心に大きな穴が開いていても、「人間、いつだって一人」「一人でいるより誰かといる方が孤独」とか、共感できる部分が増えて、最後は妻に先立たれた男性といい関係になっている。
「昔なら手を出さなかった相手だとしても」「この男だって、オリーヴを選ばなかったかもしれない」「その二人が」「いままでの生活でぼこぼこ穴だらけになっている。その穴を」「2枚のスイスチーズをくっつけたような」

えっ!ここで終わり?この先、どうなるの sign02
次が読みたくなる。
登場人物が多くて「誰だっけ?」と前のページをパラパラしながらも、最後まで一気に読めた。ピュリッツァー賞を受賞したというのも、頷ける confident

女性が柔道を普通にできるまで

6月28日(土) cloud

男女共同参画センターで、山口香さんの講演会に参加。現在、筑波大学で、指導者の指導(教育)をされている。男性が4割ほど、知名度の高さでしょうね。

「柔術」から「柔道」に進化した歴史、女性柔道界の母(日本と世界)の苦労話を身近に接した体験談をからめて、臨場感あふれるお話を聴くことができた。
日本での評価が低く、止む無くアメリカに渡って指導した福田敬子さん、第1回女子柔道世界大会を開催するために、家を抵当に入れてお金を工面するなど奮闘したラスティ・カノコギさんの話は、実に感動的。

世界大会の開催が(そこに出る代表選手を決めるために)日本大会開催を実現させたこと、15歳で世界大会に出られたことを「時代」とからめて話された。インタビューの質問はセクハラまがい、苦労されたのね。
「穴をこじ開けてくれた先輩がいて、私達はそれを広げてきた。このことを忘れてはいけない」「これからは、日本においても、指導者や理事会で女性の数を増やすことが必要だと」と confident

Photo 以前、センターで溝口さんの本を読み、日本で女性が試合をさせてもらえなかった歴史、欧米では性別に関わらず一般に普及していった歴史などを読んでいたが、実体験を踏まえて分かりやすいお話だった。

映画『幸せパズル』

Photo周年記念事業で上映する映画を探していて、DVDを購入して観た作品。面白かった shine

監督:ナタリア・スミルノフ、出演:マリア・オネット、ガブリエル・ゴイティ、アルトゥーロ・ゴッツ、ヘニー・トライレス、フェリペ・ビリャヌエバ、アルゼンチン、2010年、90分

内容】親戚一同が集まるお祝いのパーティー。主婦である主人公が料理し、運び、自分は何も食べずにせっせと働いている。片付けも、一人でやる。で、何のお祝いかと言えば、なんと…自分の50歳の誕生日sign01 そんな彼女が、誕生日のプレゼントにもらったジグソーパズルにはまって、自分で買いに行って、大会の「パートナー募集」のメモを見つける。そうして、家族に秘密を持ちながら、国内大会に向けて才能を磨いていくというストーリー。

淡々と描かれる彼女の変化が、とてもいい shine  ジグゾーパズルの世界も目新しい flair
パズルを「時間の無駄だ」と決めつけて国内大会への出場を許可しない夫も、妻の機嫌の悪さに根負けする。でも、金持ちの男性とペアを組んでるっていうのは、秘密なのよね wink

そして、ラスト。ドイツで開かれる世界大会への出場権も航空券も手に入ったのに、出場は…しない。う~ん、それでいいの?これで、彼女のストーリーはおしまいか?

club 熱中、密会、家族愛…とテーマが豊富で、起承転結も明確でいい作品だけど、この結末じゃ、盛り下がる。上映会向きじゃないわ。
それと、主役は長身で、化粧気なくても普段着でも美しい人なのに、出てくる男性は(私の目から)どなたも魅力に欠けていて、残念。目の保養もしたいな。

※しかし、映画はやはり、映画館で観るのがいい。電話はかかってくるし、玄関のチャイムは鳴るし、スピーカーを響かせたトラックは通るしで、作品世界に没頭できん despair

青山円劇カウンシルファイナル『赤鬼』

夫と分かれて、表参道へ。昼食は長男宅への手土産がてら、五目いなり寿司を用意してある good

こどもの城 青山円形劇場にて、100分、最終日

Akaoni2作:野田秀樹、演出:中屋敷法仁、振付:小野寺修二、美術:土岐研一、出演:黒木 華 柄本時生 玉置玲央 小野寺修二 他

【内容】 ある日、村の砂浜に肌の色も言語も違う異人が打ち上げられる。 村人はそれを「赤鬼」と呼び、「よそ者」として村八分にされている「あの女」が呼び寄せたという偽りの噂が広まる。
「あの女」は徐々に赤鬼と心を通わせ、赤鬼が人でなく花を食べること、仲間と共に定住できる地を求めて浜にやってきたことを知るが、結局、「よそ者排除」で動く村人には理解されず、処刑されることが決定。知的障がいの兄、嘘つきの「水銀(ミズカネ)」と共に、赤鬼を救出しようとするが…

満席、円形の舞台いっぱいに7人の俳優が赤ん坊から老人までを演じ分け、波にもなる。瞬時に入れ替わる様子が見事で、気持ちいい shine
膨大な台詞を言いまくる中心的な3人の力は大したものだ。紅一点、黒木華の存在感が際立つ。 スリムで長身の外観も、見栄えがいい lovely

F1010443_2

劇場を出ると、国連大学前で結構な規模のファーマーズマーケットが。
毎週末、ここで開催されているらしい。
久しぶりに、殻つきアーモンドが買えた
delicious

父の日

6月15日(日) sun

宮城にいる父に電話するが、全然聞こえてなくて話ができなかった wobbly 感度がいい時もあるんだけど、今日はダメだった…。
義姉に最近の父の様子を聞いて、青森で一人暮らしをしている彼女の母親の近況も話題になる。

soccer さて、月1になっている長男宅訪問。今日は夫婦が揃ってお休み。夫も含めて3人がワールドカップの日本チームの試合に釘付け。

201406152私は孫の様子を見ている方が、面白かった heart04
先月会った時よりハイハイが上手くなり、しょっちゅうつかまり立ちもする  最初は不思議そうな顔で私達を見ていたのが、だんだん慣れてきて、触れたり掴まったり(写真は、ママの背中)。
テレビの前でつかまり立ちしている時にコートジボワールが得点して、3人が声を上げ、自分に向かって怒鳴ったのかとビックリ sign01
見る間に顔が歪んで、泣き出した。可愛い lovely

『昔の日々』

6月10日(火) cloud

Photo日生劇場にて、1時間25分(休憩なし)
2階席のA席で。前の2列(多分、S席)が空席なので、観やすかった shine

原作:ハロルド・ピンター、演出:デヴィッド・ルヴォー、出演:堀部圭亮、若村麻由美、麻実れい

内容】ある夫婦のもとに妻の女友達が現れ、語り合うのは「昔の日々」。 だが彼女達の記憶は少しずつ噛み合わず、夫の記憶とも交錯していく。 そこに浮かぶ真実とは? 男女3人の息詰まる駆け引き。

まず、舞台装置がステキだったlovely 四角く切り取られた居間に置かれた二つの赤い寝椅子。 後方に暖炉の火が燃えている。

浮かない顔をした妻に、夫が 「親しい友達が会いに来るんだから、嬉しいだろう?(そうは見えないのは、明らかなのに…)」
―― 「親しかった訳じゃない、他に友達がいなかったの
「じゃ、唯一無二の親しい友達じゃないかー」
―― 「だから、親しかったんじゃない、よく覚えてないし 」とイラつく妻。
でも、わざわざ会いに来るんだから、向こうは親しいと思っているんだろう 」と、しつこく話し続ける夫。
―― 「まぁ、一緒に住んでいたし…
えっ!誰かと一緒に住んだことがあるなんて、知らなかった。友達が一人しかいないということも 」⇒ どんだけコミュニケーションのない夫婦なんだ~
wobbly

友達は 妻 ケイティと自分がどんだけ親密だったか、夫は ケイティと自分との馴れ初めから肉体関係まで…聞かれてもいないのに、 そして、ケイティが何も反応しないのに、延々と話す。
そして、最後は、嘘を大声で暴きながら、ケイティがしゃべりまくる。

奇妙なことに…友だちと夫は初対面の筈なのに、実際は昔、会っていたような感じだし、3人の記憶が一致しせずに進んでいく。
3人の記憶は一致しない、共通認識もない、会話は噛み合わない、とっても気持ち悪い作品 sad それが、作品の狙いなんだろうな。

噛み合わない会話を延々と続ける出演者3人は、大変だろうな…。
麻美れいは、ドスの効いた台詞回しが、コワい bearing さすがの貫禄、か。
ただ…遠目からも、一人だけ高齢。バランスが悪い気がした。

学生時代の仲間と

夜は、大学時代のクラブの仲間と、池袋で懇親会。

イベントで疲れていても、翌日のバンド演奏が気になって お腹の調子が悪くても(極度の緊張のせいで)、参加。 だって、私は名簿係だから。
前回、初参加の方のを追加して、データを更新。印刷してきて、皆に配付せねばならないの。

F1010439突きだしは、ミニチュアみたいに、かわいい lovely
横に 爪楊枝を置いたので、小ささが分かるかな?

今夜は、9名の参加。この半年(前回の欠席者は1年間)の近況を報告。親の介護や自分の病気、リストラや転職…(私のみ、孫の話も wink ) ツッコミやダジャレが合間に入って、終始、笑いが絶えず delicious

梅雨入り

6月7日(土) rain

地域の男女共同参画センターが縮小されるのを食い止めようと、もう1か月以上、動いている。 初めて議員にご相談に行ったり(党派、殆ど全て) wobbly  仲間と相談したりの日々。報告や相談で毎日大量のメールを書き、電話したこともない人に電話したり(ドキドキ )、会ってもらったり(ドキドキ )説明のためのペーパーも多数作ったり、これから議会対策もある。

慣れないことをやっているので、何をどうやっていくかは、先輩方からいただく沢山の提言やアドバイスを片っ端から。「えっ、それ、私がやるの?」の日々だ coldsweats02

F1010436 そんな中、今年も新生姜の甘酢漬け(完食!)、ラッキョウ漬けもし、来週は梅酒も漬けるぞ sign01 美味しいものは、疲れを癒す delicious

さて、今日明日と、恒例のイベントに参画。
オリジナル名刺作りに使うノートパソコンをリュックに入れて背負っていく(いつもは、自転車で運ぶ)準備をしていたら、夫のゴルフが中止に!
この雨で、コンペの開催が取り止めになったと。これで、車で送ってもらえることになった wink 近所の仲間にも声を掛けて、乗せて行こう。

F1010437 ただ、仲間といっぱい作った 国産杏の紅茶漬け、来場が少ないと売れ行きが心配 (>_<)

« 2014年5月 | トップページ | 2014年7月 »

2017年12月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            
無料ブログはココログ