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『さようなら、オレンジ 』

3月31日(日) rain cloud

Photo岩城 けい 著、筑摩書房 (2013/8/30)

地域の男女共同参画センターで借りて、一気に読んだ。

内容】オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマ(実際は、ナキチ)は、夫に逃げられ、スーパーの食品加工場で働きながら、二人の息子を育てている。生活は苦しいが、男尊女卑の夫が居なくなったことの解放感!
これまで、殆ど学校に通うこともできなかった彼女は、職業訓練学校で英語を学び始める。そこで、夫の夢を叶えるために自分の夢を諦めかけて苦しんでいる日本人「ハリネズミ」や、子育てが終わって寂しさを抱えるイタリア人と出会う。3人の女性の苦しみ、家族の確執、そして、友情によって、自分を獲得していく過程が描かれる。

「ハリネズミ」は「ナキチ」を主人公に小説を書くことにする。その主人公の名前が、「サリマ」。この二つの名前が最後に一致して、なるほど…。

それぞれの話が交互に出てきて、それらは、辛い話。何だかわからないまま読み進めていくと、いつか話が交わってきて、最後は友情と希望で終わる。自分がやりたいこと、それができない苦しさ。母語以外の言葉を獲得する苦しさと達成感、親子や夫婦のエピソードも3人3様で、共感できた。

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