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『性と法律―変わったこと、変えたいこと 』

3月17日(月) sun

Photo 角田 由紀子 著、岩波書店 (2013/12/21)

【内容】DV防止法、子どもの虐待防止法、セクハラに関する規定など、近年、当事者側の声から生まれた法律等がある一方、民法、刑法、売防法など、長年変わらないものもある。離婚、親権、賃金差別、性暴力…40年以上弁護士として様々なケースに携わり、新法の制定にも尽力した著者が、性を巡る法の問題点を指摘している。

著者は文学部で日本文学を学んだが、教職に就くのが難しく、法学部の講義を勝手に聞いて弁護士になったという。法律を作った者たちが、男性ばかりだったからだろう、女性に不利なものが少なくないんだね。
私が読んだ本(昨年8月)(1月)についても、触れている。

*親権は親の権利ではなく、養育義務。子どもの利益が常に優先されるべきなのに、実際には、面会を希望する親の希望が「権利」として優先される

*DV防止法の効果…2000年の夫から妻への傷害罪は273件、暴行罪は124件。2012年は2,060件と1,996件(殺人罪は100件前後で推移、59㌻)

*DV家庭に育った子どもの6%(350人以上)が性被害にあっている。加害者の大半は実父で、継父、その他の家族を含めれば100%(81㌻)
*性被害にあった子ども達の25%が、いじめや不登校、度重なる性被害を経験している。「暴力への抵抗力」が奪われ、支配されやすくなっていると考えられる

*男女間の不平等な関係を生み出している仕組みがセクシャル・ハラスメントの根本的原因である(194㌻)

*恋愛は対等なものだ。交際相手からのDVやストーカーを見れば分かる

*売春は裁かれ、執行猶予の場合、婦人補導院に収容されて、裁縫・炊事・生け花などを行うことになる。が、買春は(相手が児童でなければ)お咎めなし。買防法は、明らかに憲法24条(性差別の禁止)違反である(227㌻)…職業訓練をした方が再犯を防止に繋がるよね、ホント。

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