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『冬の犬』

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アリステア・マクラウド 著、中野恵津子 訳、新潮クレスト・ブックス (2004/1/30)

中古で買って、先月のシンガポール旅行に持って行った。プールサイドやベッドで、はたまた空港の待ち時間に読んで、あとちょっとで読み終わるところでほったらかしてあったのを、読み終えた。
昨日、胃が痛くなるような荷の重い大きな事業があって、12月からその準備をしている中で、本になど手が伸びなかったのだ。終わってスッキリ
shine

内容】カナダ東端の厳冬の島で、祖先の声に耳を澄ませながら生きる人々。犬、牛、馬、鷲など、共に生活する動物たちの姿も含め、人生の美しさと哀しみを綴る、気品に満ちた8編の短篇小説集。

寡作の作者の描く作品の舞台は、カナダ東端の厳寒の島ケープ・ブレトン。そこには、スコットランド高地の移民が多く住むのだそうだ。
表題作は、役立たずで力持ちの金茶色の犬と少年の、猛吹雪の午後の苦い秘密を描く。極寒の湖に沈みかけた恐ろしい体験談だ。
ただ一度の交わりの記憶を遺して死んだ恋人を胸に、孤島の灯台を黙々と守る女性の生涯を描いた『島』も、ステキな作品。最後に現れる涼やかな青年(孫!)に、救われる思いがした。
白頭鷲の巣近くに住む孤独な「ゲール語民謡最後の歌手」の物語も、リアリティーがあって素晴らしかったし…読み返したい作品ばかりだ。

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