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『男性論 ECCE HOMO』

1月20日(月) sun

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ヤマザキ マリ 著、文藝春秋 (2013/12/18)

『テルマエ・ロマエ』の作者・ヤマザキマリが語る男性論と女性論。
夫や夫の家族、彼らと自分との生活については前にも作品で知っていたが、今回、前夫との出会いや離婚、一人で出産して子育てをしたことなどが語られていて、どんだけ苦労したんだ!と wobbly 旅のススメに、共感。

*(夫の家族は)人生にお金は必要だけれど、お金のために自分を犠牲にしてはもったいないと考えている。夫婦の時間や食事を囲んだ語らいこそが、人生を楽しむことだと信じて疑わない
*人生のかたち、結婚のかたち、家族のかたちは千差万別。人の数だけバリエーションがある。固定観念や常識や規範といったものにしばられすぎると、身動きが取れなくなる

◆男性論Ⅰ「古代ローマな男たち」…偏愛する古代ローマの皇帝、ハドリアヌス、プリニウスについて熱く語る
*『テルマエ・ロマエ』は、べつの民族の文化・文明を、自分たちのものとして取り入れる能力に長けているローマ人の特性を、端的に、ルシウスいう男に重ね合わせたのだ
男性論Ⅱ「ルネサンスを起こす男たち…ルネサンスを先取りしたというフェデリーコ2世(フリードリヒ2世)にラファエロ、水木しげる、とり・みきについて語る
男性論Ⅲ 変人論…スティーブ・ジョブズ、安部公房、詩人の前夫などについて語っている

女性論 成熟した「いい女とは」
*成熟による美。いま日本で軽んじられて、ほとんどないことになっている美の価値観
*メディアや多数の男性側の価値観が「若いもののほうが美しい」という一方向に偏っている
*女であることを売りにして、できるだけ若いあいだに相手を見つけ、そのひとに自分の面倒を見てもらうという考え方―。・・・まるで、生活保障のために結婚相手を探すような感覚。…そのような結婚観を一般的な多くの人が抱いている
*女性がそんな振る舞いをしてばかりでは、日本の稚拙な男女関係、あるいは社会性はなにも変わらない

◇ボーダーを超える
*「置かれた場所で咲」かない…自分にはここしか居場所がない、と考えることは、自分自身で暗示にかかっている。クラスを、学校を、地域を一歩出れば、その外には多様な価値観が認められる、広い世界が広がっている
*他人の価値基準から、逃れる…いまの日本の社会は、突出したものに対して、不寛容すぎる。出る杭を打ちすぎ、その結果、突出しようと意気込むひとの気概するあらかじめ喪失させている
*他者への寛容性の第一歩は、他人の感覚に寄り添えるかどうかだと思う

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