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『家事労働ハラスメント―生きづらさの根にあるもの 』

11月10日(日) cloud

未読の本は増えていくし、読んだ本をメモする作業も追いついていない。で、一挙に3刷、行くぞ dash

Photo_3竹信 三恵子 著、岩波書店 (2013/10/19)

内容】食事の支度や後片付け、洗濯、掃除、育児に親の介護……。本来、だれもが必要とする「暮らしの営み」のはずの労働が、不公正な分配によって、どのように生きづらさや貧困を招き寄せていくのか。終わりなき「見えない労働」を担う人びとが、社会から不当に締め出されている実態に光をあて、直面する困難から抜け出す道を内外にさぐる。

*世帯主中心主義:大震災時の「災害弔慰金制度」では、夫の扶養の有無で支給額が大きく分かれた

*被災父子家庭:「遺族基礎年金」は、「子のある妻または子」にしか支払われない。妻を亡くし、子どもを抱えて長時間働くのは実に困難なのに、家事や子育てが「見えない労働」とされているからだ

*日本の正社員は、フルタイムで働けることが条件ではない。会社が必要な時に何時間でも残業できるという高い拘束力を受け入れる人たちだ。そこには、家事や育児を一手に引き受ける「妻」の存在が織り込まれている

*1999年、「男女平等基本法」は、「平等」の言葉を嫌う保守系議員に配慮した「共同参画」という言葉で国会を通った

*夫の労働時間が長いと育児時間は短くなる。だが、育児以外の家事一般では、妻の働き方との相関関係が強い。妻の労働時間が短い場合、夫婦の家事共有度は専業主婦の場合と変わらない。
*夫の性別役割分担意識が強くても、妻がフルタイマーなら、夫の家事分担度は高く、逆に、夫の性別役割分担意識が弱くても妻がフルタイマーでないと、夫の家事分担度が低い。家計に寄与する割合に依る(妻の経済度が家事への参加度を左右する)ということだ

*共働き夫婦の育児で、夫が短時間勤務を会社に申請して、職場で嫌がらせや苛めを受けるのは、「家事ハラスメント」

*残業代とは、本来、法定時間を超えて働かせることで会社が労働者の人権を侵害することへのペナルティー(残業代がかさむと会社が損をする)

*家事労働を担う女性は一日あたりの労働時間の短縮を望む。一方、家庭に家事従事者がいる男性は、長期間の休暇を求める傾向にある。

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