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『プロカウンセラーの聞く技術』

10月19日(土) cloud rain

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東山鉱久 著、 創元社 (2000/09)

内容】臨床心理士が、対人関係を良好に保つための手段として、カウンセリングで重要視される「聞く」技術を一般向けに紹介している

厚い本でもないのに、読み通すのに2週間くらいかかった。「プロのカウンセラー」先生の語り口がエラそうなので、先が読みたいという気持ちにならなかったから、かな。内容はためになるので、とにかく、無理して最後まで読んだ wink

diamond 以下、私自身のためになったことを羅列

*母親から、祖母や父親の悪口を聞かされ続けた子どもには、心理的な症状が出る。こういう子は、家族の葛藤の調整役 (=聞き手 ) をしている。 消化できない話や納得できない話をじっと聞かされると、聞いた人が苦しむ ⇒プロのカウンセラーが必要とされる

*ぐちを聞く極意は、自分と関係づけないで、地面に流してしまう。井戸端会議がなくなって、今の主婦は、聞くのが下手になった。それで、主婦が家族のぐちを聞く容量が減ってしまった

*ぐちと悪口は、違う。ぐちは、悪口を直接その人に関係させないための知恵。(言わないで)ためておくと、精神か身体のどちらかが病気になる

*上司と部下、教師と児童・生徒、親子など、上下関係があると、私的なことでも上位にある者が一方的にしゃべってしまう。子どもの話をよく聞いてやる親は、子どもから尊敬されて、子育てがうまくいく

*遊び椅子…2人分の椅子だけの部屋では、気づまり。それぞれの横に、もう一つずつ椅子を置くだけで、気づまりが緩和される

*窓のない地下室では、建設的な話ができない。自然の音、やわらかい日ざしが差し込む部屋、飲み物や料理、音楽も大切な要素

*火があれば、最高。囲炉裏や暖炉の前で、人は話したくなる。土(方庭、鉢植え)や水(金魚鉢・水槽)、ペットも安らぎを与えるので、話しやすい小道具となる

*心理療法は、もてなしの心。話し手中心に考える

*前置きが長くても横道にそれても、決してそれを正さない。話にのることもせず、「本題を話しにくいのだな」と考える。聞き手を信頼できるようになれば、本題に入ってこられる

*筋が飛ぶ話、矛盾する話、理屈に合わない話にも、質問したりしない。話し手が自分自身で気づき、理屈を補っていく。それでも理屈に合わない場合は、気持ちを聞いてほしいだけなのだから、聞いてあげることが最良の薬

*子どものしつけは、大切。親が自分の都合からではなく、子どもを愛して子どもの立場に立っていることが、しつけの基本。愛されていない子どもほど、非行に走る 

*親や教師に必要なことは、過去のことではなく、目の前の子どもを見てやること。知らずに犯した行為を見かけたら、やさしく教えてやれば、素直に聞く。素直に聞かなければ、子どもに対する大人の態度を見直す方が、早道。子どもは、大人の言うことでなく、行為を通して学ぶ

事実を聞き出そうとしない。愛されている、大事にされている、自分の味方だと思えば、子どもは自分から話す。

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