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「境界を生きる ~性と生のはざまで~」

9月1日(日) sun sweat01

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毎日新聞「境界を生きる」取材班 著、毎日新聞社 (2013/2/26)

LGTB(性的少数者)については少しずつ認知されてきているが、この本を読むことで、性分化疾患とそれに対する偏見についても知ることができた。少数者が迫害されない 寛容な社会であってほしいものだと、つくづく思う。

性分化疾患(DSD)とは、性器や性腺、染色体の性別があいまいだったり、一致しないこと。70種類以上あり、2000~4500人に一人の割合で生まれる。以前は、半陰陽・両性具有などと言われていた。

誕生時の見た目で出生届けの性別を決め、育てていくが、子宮や卵巣、精巣がない、或いは両方あることが分かった。染色体を調べてみたら、性別が間違っていた。男女どちらの染色体も揃っていない、どちらかと決めかねて、医者や両親が外見を優先させて決める。或いは、医者が、性器の手術が楽だからと親に提案。本人は強く違和感をもって苦しむ・・・様々な事例が紹介される。

bud 実は、出生届で性別を保留にすることができるんだって。周囲に「性別を決めかねる身体」だということは分かってしまうかもしれないが、本人の気持ちを汲み取りながら決めようとする素晴らしい親の事例も紹介されている

医者の浅学や親の無理解が子どもを追い詰める事例には、腹が立つ。親が子どものために学校に掛け合っても、理解を示す学校あり、見捨てる学校ありで、様々。教育者は、人権を尊重して然るべきじゃないの?
子ども達が親や周囲から否定されて苦しむ様子が胸に痛い(自死を選ぶ確立も高い) weep
この本は、より広くこうした事実への理解や医療従事者の努力、心理カウンセラーの充実について、道を示している。

この道の先進国 カナダのトロントでは、教師も生徒も性的マイノリティー(性分化疾患、性同一性障害、LGBT)だけの公立学校があるんだって flair
1985年、差別で殺害された事件をきっかけに、教会の地下に開校。親に見捨てられたり、学校でいじめを受けてひどく傷ついた子ども達が通う。寄宿費・通学費を教会が補助をしている。
当事者の若者達が学校に出前授業に行く事業も盛んで、偏見をなくすことに役だっている。
こうした例を日本でも是非見習ってほしい。

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