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『名作うしろ読み』

2月25日(火) sun

Photo斎藤 美奈子 著、中央公論新社 (2013/1/24)

古今東西の名作132冊を、ラストの一文から読み解く。
1作品につき見開き2ページで、書き出し、内容、解説、批評がまとめられている。 どこから読んでもいいのが気楽だし、軽快な口調が読みやすい。

名文の書き出しは話題に上るので記憶にあったりするが、最後の文章なんて 全然憶えていなくて、唯一、『風と共に去りぬ』くらい。

著者の痛烈な一撃に、甘い記憶が粉々になる wobbly それも、痛快で面白い shine
以下、少しご紹介。

*だから清の墓は小日向の養源寺にある。・・・『坊ちゃん』 のラスト。
おれ にとっての マドンナ は 清 だった。 だから小説は松山でなく、東京の墓の話で終わるのである。」 とな。 なるほど confident

*幽明遥けく隔つとも僕の心は一日も民子の上を去らぬ。・・・『野菊の墓』
・・・本気のわけないじゃん。 近年、同じ手法で成功したのは片山恭一 『世界の中心で、愛をさけぶ』 である。 生き延びた男が語る死んだ女との恋。

巻末で、その「お尻」 について、「閉じた結末」と「開かれた結末」、「風景描写で終わる」「人の動作描写で終わる」「語り手がしゃしゃり出てくる」 などに分けても説明しているのも good

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