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『頼れない国でどう生きようか』

11月4日(日) sun

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加藤 嘉一・古市 憲寿 著、PHP研究所 (2012/10/16)

日曜夜のBS朝日 『 いま世界は 』 でお馴染みの 国際コラムニスト、加藤さんと社会学者、古市さんによる対談。 新進気鋭のお二人の方達の考えは、どんなもんだろ・・・と思って、読んでみた。

中国の大学で教鞭もとる加藤さんは、中国語同様、英語の習得にも時間を割く努力家。 内外の新聞・雑誌・ニュースに目を通し、体も日々鍛える自己抑制力に感嘆し、一方、「 一人の時は、チョコが食事 」 という 「 自分に負荷をかけない 」 古市さんの生活に、苦笑い。 チャッカリしていて、妹 2人がいる長男とは思えない coldsweats01 お互いを認め合いながら、古市さんの才能と考え方を 「 したたか 」 だと言う加藤さん。 彼は、これからアメリカに本拠地を移すそうだ。

bud 自分の国の言語しか話せないのにエリートにもなれる日本は、特殊。 大学などの高等教育を自国語だけで受けられる国は少ない。 管理職レベルの人が母国語しか使えないのは、たぶん、アメリカと日本ぐらい。
アフリカだと、母語による授業は小学校までということも珍しくない。
( 少数言語の国では ) 自国語で専門書や論文を書いても誰も読まないから、当たり前のように英語で研究成果を発表する。「 英語 」 じゃなくて 「 英語 」 学ぶ必要に迫られている (古市)
*日本は切羽詰まっていないから。 本当に英語が必要になった時に、がんばればいい (加藤)

bud 国際交流基金が毎年実施している日本語能力試験では、受験者の約半分が中国人 (加藤)

bud 関心のあるキーワードに「推移」という一語を足して検索することが多い。画像検索するとデータが見つかり、そこからデータ源を見に行く。無料の公開情報だけで、いろいろ分かっていく。
留学する人の数が減っていると言われるが、若者全体の人口が減ったから。 割合で見たら留学生率はバブル期のだいたい4倍。 国際的に見て、それほど低くない。
アメリカから留学する人は、その半分くらい (古市)

bud 中国人や欧米の知人が、戦前の日本の軍国主義から 「日本人には危ない特性がある」と言っている (加藤) ーーー 今の日本にはたくさんガス抜きがあるので、ワールドカップやオリンピックのように、せいぜい3か月位しか盛り上がらない。日本国民がひとつになって一個人に陶酔するなんて、あり得ない (古市)

maple 日本と違って、中国には 嫉妬文化がない。基本的に、ストレート。真正面から。いじめ という文化も、聞いたことない。かわりに、取っ組み合いの喧嘩がある (加藤)

maple 日本は、若者論 が好き。書店で、若者論のコーナーがあるのは、日本くらい。 これは、1970年前後、「1億総中流」と同時期から。 それまでは、都会と農村の若者を年齢が同じというだけで同列に語れなかった (古市)

maple 今の若者はかつての若者と比べて、信じられないくらいの自由と ものすごい数の選択肢がある (古市)

maple 自分にささやかな武器(能力)しかなくても、その力を活かせるような場所を探せばいい。そこはすごく意識している (古市)

maple 中国で(日本について色々言われて)、僕は少しでも客観的なデータや現状を反映した話を発信していきたいと思った。日本のことを誤解されたくない・・・それがいつしか生活の糧となり、自分の存在証明となった (加藤)

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