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「上野先生、勝手に死なれちゃ困ります~僕らの介護不安に答えてください~」

4月10日(火) sun

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書評を読んで購入した上野先生の対談本、ためになって面白かった good

上野千鶴子・古市憲寿 著、出版社: 光文社 (2011/10/18)

この春、東大を退職した上野千鶴子のベストセラー 『おひとりさまの老後』 の帯の名文句 「 これで安心して死ねるかしら 」 に対して、 院生で社会学者の 古市憲寿が、待ったをかけた。 親の老いや介護に不安を感じる若者世代が、先生に教えを乞う。
博識の上野先生は、団塊世代の子育てを 「 魚の釣り方を教えないで、釣った魚を与え続けようとしている 」 と 一刀両断しつつ、若者に分かり易く介護と年金の現状を教えていく。それに対して、「では、どうすればいいのか?」 という古市青年に、市民運動のやり方まで教えてもらう coldsweats02

古市青年の 「 不安 」 をどんどん解明していく方法が、分かり易い。
*遺産もらえるかな、なんて思ってても無駄です
*介護の果てに待つ、なんの保障もない老後
*社会保障のソフトランディング
*巨艦沈没していく既得権者
*内部改革はありえない、異形細胞を出せ
*若者と女性に厳しい国
*とっくに出ているのに採用されない処方箋
*「 助けて 」 と言うための、スキルと能力
*自分の弱さを認めるハードルを下げろ
*弱さに気づかないまま、泥船ごと沈んでいく!?
*介護には絶対、男と孫を巻き込むべし
*からくりと選択肢を示すのが、研究者の使命

pencil 「あとがき」で、上野先生は「 自分が若い頃は親の世代の話を聞こうなんて思っていなかった 」 と、古市青年が聞く耳をもっていることを評価する。 また、子育ての成功と失敗は 子ども自身が判定することで、「 子育てに成功はない 」 とも。
若者に不安を持たせる社会、格差に不況、原発事故。 希望と出口が見えない社会を変えられなかったとも認める。

政治がもたらす災厄は、人災。

 

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コメント

ゆみさん、

坂東眞理子さんとの対談本にあった名言ですね。
子離れしたくなくて子どもを甘やかしていると、自分にもしものことがあった時に、子どもが生きていけなくなるぞと。

なるほどぉ~ですね。。。

これからは意識して魚の釣り方を教えようと思います。

読んでみたい本のリストに早速入れました♪

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