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『女は後半からがおもしろい』

7月19日(火) rain

Photo坂東 眞理子・上野 千鶴子 著、潮出版社 (2011/5/6)

語り下ろしの対談集。 この二人の組み合わせに 「 えぇっ sign02 」 と 驚いたが、同郷 ( 富山県出身 ) で 同世代 ( 2歳違い ) である二人の対談という企画、素晴らしいわ flair

「 官 」 と 「 在野 」 と道は違えど、男性社会の中で茨の道を歩んできた 「 同志 」 が、幼少期からこれまでの 仕事・恋愛・結婚・家族・老いについて、率直に語っている。 震災後に書いたという 「 はじめに ( 坂東著 ) 」 と 「 あとがき ( 上野著 ) 」 も、いい。 知らなかったが、上野さんは 3月で大学を辞めているのね。 NPOの理事長になって 「 女性のネットワークキングをウェブ上で展開する 」 という。

pencil  「親は子どもに釣った魚をあげるんじゃなくて、魚を釣る術をおしえなきゃいけない 」「 親が、消費財としての子ども耐用年数を延ばしている 」 。 その原因は、「 団塊の親たち、とくに母親が、子ども以外に生きがいをもてなかった 」 から。 「 一番家庭を崩壊させたのは男性 」「 男にとっては 家庭も家族もたいしたことないというメッセージ 」「 それでも女性たちが黙々と家庭を支えてきた 」

pencil 「 親の世話も子どもの世話もしない。 男ならそれが許される。 それらは妻がやって当然だという価値観をつくり上げた 」「 その結果として、若い女たちが 『 結婚しない 』 という選択肢を選んだ 」「 離婚率も増えた 」「 シングルマザーがすごく増えている 」 のは、「 『 父親がいなくてかわいそう 』 なんて言い訳がきかないくらいに、父親は存在感がなくなっている 」 から。 「 男性の手抜きが 全部自分に跳ね返ってきている 」

pen 「 90年代からの変化として 女の子が実学志向になった 」「 法学部と医学部に ものすごく女性学生が増えた 」「 医学部の 4割は女性 」「 娘の高等教育を支えるのは、女親の力 」「 学生をみていると、背後に母親の執念みたいなものを感じる 」

pencil 「 フェミニズムの分岐点は、女がお互いにつながって助け合えるかどうか 」「 『 自立 』 というかけ声が、かけ声どおりに成り立つのは、健康で子どもがいない間だけ。 女は、どんなにエリートであっても、子どもを持ったとたん、『 弱者 』 に転落する 」「 だからこそ、女性んは 連帯 が必要」

★ 「 あとがき 」 にも記してあることだが、否定や反論が殆どなく、話がかみあっているので、読みやすい。 「 日本の社会と女の変貌について、同じ現実を見ている 」 「 ふたりともリアリストだ 」「 ふたりの共通点は・・・前向きの楽天性にある 」 と。 なるほどね wink

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