« 寝坊しちゃった・・・ | トップページ | 父の日 »

『ミボージン日記』

6月17日(金) rain cloud

Photo竹信 三恵子 著、岩波書店 (2010/12/16)

隔月刊誌 『 We 』 に連載されていたのをまとめたもの。 地元の男女共同参画センターの図書コーナーで 毎回読んでいて、今回、通して読み返すことができた 。

pencil ある日突然、目の前で夫を亡くし、茫然とする著者。 恋人と新聞社を一緒に受けて合格⇒結婚。 学生時代から夫に励まされてきた日々を振り返りながら、その後の生き方についても書いている。夫婦間のことだけでなく、 夫を亡くして気付いたことや母子家庭を 死別・離別・非婚で比較してみたりと、様々な切り口も面白い。 語り口もユーモアスで、読みやすい flair

*「 未亡人 」 という言葉を使いたくない。  「 未だ亡くなっていない人 」「 夫に死なれたのに、未だ生き残っている女を責めるかのような呼び名 」。 だから、「 ミボージン 」 。

*既婚者/独身者、ミセス/ミス ― どちらを書けばいいのか? アメリカ国務省では、書類に 「 未亡人 」 と書かされたそうだ。

*『 赤毛のアン 』 では、「 結婚しなければオールドミスといって馬鹿にされるし、結婚すれば夫に威張られる。 未亡人は、そのどちらでもないから 」「 未亡人になりたい 」 という幼い女の子が登場する。

*未亡人で働き通しだった母親は、自立させるために、娘たちも大学に進ませた。 経済的に余裕がないため、国公立だけという条件だったが、「 お父さんが生きていたら、( 古い考えをもっていたから ) あなた達は大学にやれなかったかもしれない 」  と言った。

*「 夫の夢は、机に向かって深夜まで勉強している女性に、後ろから どてら をかけ、鍋焼きうどんを持っていってあげることだだった 」。 この本には、とても ホンワカしたイラストが載っているのだが、裏表紙に この場面のがある shine

*社の方針として女性問題・人権問題を書かせてもらえなくて弱音を吐いたとき、夫は「 会社でうまくやるために記者になったわけじゃないだろう。 おかしいと思ったことを書いてやろうと記者になったんじゃないか 」。

*いつまでも悼み続けなくても、たとえすっかり忘れ果てたとしても、それでいいのではないか・・・亡くなった人は、何をしようと、もう合体して私の中にいある・・・合体した今の自分を元気に動かしてやることこそ必要なのだ。

*「 何ひとつ楽しいことがなくても、ひたすらうねうねと生き続けていく面白みを知った 」「 毎日、夫と楽しいことをみつけようと遊びまわり 」「 共感を求め合い 」「 落ち込んで泣きついていたかつてのやり方では、もう生きていけない 」「 だが、生きていれば、 必ずどこかへはたどりつく 」「 生きていると、思わぬ発見がある 」「 そんな発見を味わえなかった夫の分まで、ごちそうを食べ終わった後の皿をなめる猫のように、残りの人生を味わってみよう 」

あとがき 】 自分は、仕事を手がかりに立ち直ろうとしたが、それは、仕事が夫の形見のようなものだったから。 当時の自分にとって、「 おぼれる者は わらをもつかむ 」 の 「 わら 」 だったのだ。 「 わら 」 は、人によって違う。 あなたの 「 わら 」 を見つけてください。

« 寝坊しちゃった・・・ | トップページ | 父の日 »

」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1178763/40429205

この記事へのトラックバック一覧です: 『ミボージン日記』:

« 寝坊しちゃった・・・ | トップページ | 父の日 »

2017年8月
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
無料ブログはココログ