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『 楽しい私の家 』

9月15日(水) rain cloud

定期購読している 新潮社の月間情報誌 で、5月号から 蓮池 薫さんの 『 拉致と決断 』 という連載が始まった。 タイトルから分かるように、自身のことを書いたものだ。 蓮池さんの筆力で、グイグイと 彼の置かれていた場所と時間に連れて行かれていく。

Photo で、蓮池さんの翻訳で読む、『 私たちの幸せな時間 』 に続く 2冊目の 孔 枝泳 ( コン ジヨン )作品。 新潮社 (2010/07)

出版社勤務・労働運動 → 人気作家、×3の子持ちシングル、美人、そんな著者が娘を主人公にして、自分の家族をモデルにした小説。 彼女の元夫とその家族とのこと、3人の子どもとその父親との関係、そういうのが 普通の家族の 3倍あるので、家族の話をじっくり聴かされた気がする。 タイトルは、高校生の長女 ウィニョンが 父親の2度目の結婚式にピアノで弾いた曲名。

pencil 家族に対する配慮から、「 自伝ではない 」 「 フィクションだ 」 と断っているが、同じ家に暮らす 母親と 3人の子ども達全員の苗字が違う という状況は、かなり凄いことだ ( 当時の民法で、子どもの苗字が 父親と同じにされたため )。

主人公は ウィニョンで、彼女は 同居していた父親の再婚によって、継母と腹違いの妹という家族をもつことになる。 そして、自分に冷たい継母と 妻の言い分ばかり聞く父親を見限って、3度目の離婚をして 息子 2人と暮らす実母の家に 転がり込む。

母親はそのうち、コンビニで また恋をしてしまうのだが wobbly それは ウィニョンが 信頼を置ける男性で、母親に紹介したかったという伏線があるので、まぁ、問題ない coldsweats01

clip しかし、これほど優秀で才能のある美人の女性が、妻の収入の方が多いと嫉妬して外出を禁じたり暴力を振るうような DV男 ( しかも、貧乏 ) と 3回も結婚してしまうなんて・・・。 そして、学校や教会でも 離婚家庭への差別があって、ウンザリする。

最後は、ウィニョンが進学のために家を出る。 面と向かって 言いたいことを全部言って( 凄い迫力だわ )、父親・継母との関係も修復する。 子ども時代に欠乏していた母親の愛を 1年半の間にいっぱい受けたから、自立できたということだ shine

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