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『事件現場清掃人が行く』

6月16日(水) sun

Photo_2 高江 洲 敦 著、飛鳥新社 (2010/4/8)

様々な事情で亡くなった人の家や部屋で 全ての汚れを取り除き、遺品を整理し、必要に応じてリフォームするのが著者の仕事。

引き取り手もない身元不明の死者(行き倒れ・自殺など)が 年間 32,000件を超えるという社会問題を考える機会にもなった。

死体の発見が遅れて腐敗が進んだ場合は、血液や体液、遺体に寄生していた虫の片付けまである。 金目のものは 遺族に渡し、体液が浸み込んだ床のリフォームをして「臭い」をとる。 遠い親戚と大家のどちらもが 費用を負担したくないといって揉めることも多いし、極めて困難な仕事だ。

著者がこの仕事を始めて 7年、1,000件を超える仕事の中から 幾つかを紹介し、調理人だった自分が この仕事のプロとなった経緯や 「 職人 」 としての誇り、遺族との関わりについても語っている。 「 孤独死 」 の現場に 慄然とすると同時に、遺族の気持ちに寄り添う 暖かい語り口に救われる heart01

最も衝撃的だったのは、2ヶ月も発見されなかった遺体の話。 まだ 30代なのに 心不全で亡くなったのだが、「 ひきこもり 」 だったために 誰にも気づかれず、住宅ローンの支払いが滞って 裁判所が差し押さえに来たところで、やっと発見されたというのだ。 ペットのウサギまで 毛皮と骨になっていたという現場の悲惨さは、もう・・・ shock

また、都内で 餓死のために亡くなった大学生、同居している息子に 2ヶ月も気づかれなかった 60代の父親の「孤独死」、ベランダに飼い犬の死体を放置して 海外旅行に出かけた家族の話なども、凄い shock 普段から、残飯やペットの糞尿にまみれて ゴミ屋敷状態で暮らしている人が多くなっているという状況にも ため息 bearing

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