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『息もできない(原題:BREATHlESS )』

4月5日(月) rain

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原案:ヤン・イクチュン、作:相田 冬二、監修:根本 理恵、ACクリエイト (2010/3/12)

これは、すごい作品だわ・・・。 強烈で、心に深~く刻まれる。 作品世界が深いので、感想をまとめるのにも 時間がかかるって coldsweats01

book まず、週刊誌の書評を読んで、本を購入。 周年記念誌が一段落ついて やっと読めたのだが、先月から公開されている 韓国映画の ノベライズ。 原作じゃなくて、映画から本にしたものだった sweat01

暴力に罵詈雑言、DV、殺人・・・私の苦手なジャンルなんだけど、悲惨な生育歴のせいで「普通の言葉で気持ちを語れない」主人公 サンフン切なくて weep 

彼が偶然知り合った 一回りほども年の離れた 女子高校生 ヨニがまた、悲惨な家庭環境で、儒教の影響が強くて 親子の絆が強いお国柄のため、とんでもない親でも 捨てられないのが、すごく悲しい weep この 2人の日常が過酷なだけに、心が通い合うところ、サンフンの腹違いの姉とその息子との あったかい関係が、感動的 lovely 内外の映画祭で 山ほど受賞したのも、頷ける confident もう映像が目に浮かんできちゃって、半分ほどまで読んだところで、映画を観に行った(東京では、1館のみ) dash

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監督・脚本・主演:ヤン・イクチュン、共演:キム・コッピ、イ・ファン、チョン・マンシク、2008年、130分、R-15

ヤン・イクチュンによる初監督で、彼の実体験が反映されているという。 彼は俳優で、家を売って 製作費用を作ったとか。 読み合わせもリハもなしで、殆ど 1テイクで撮っている低予算映画だが、暴力の背後に 共感と理解・愛情を求め続ける人間への 愛おしさを感じることができる。 shine

年齢差のある主人公 2人は、悲惨な生育歴や家庭環境を 健気にも 一人で抱えて生きている。 映画館に置いてあったチラシに「二人でいる時だけ、泣けた」とあるのは、お互いの事情を言わずとも 心の深いところで共感・理解し、深夜、漢江の土手で、泣くシーンだ。 悲しいのに、泣けないでいた 2人が、やっと心が安らんで、その前で泣く姿を見せられる相手を見つける weep 悲しい内容・結末なのに、あたたかい気持ちになるのは、主人公が そういう体験をできて良かったと 心底思えるからだ sweat02

最後、ヨニの弟が サンフンと同じような人生を歩み始めている場面には、ゾッとした bearing この作品では、DV家庭がたくさん映し出される。 男たちは 暴力の連鎖から逃れられない

あと、特筆すべきは、暴力シーンが多いものの、画面には映し出されないこと 、性的な関係が一切描かれない(キスシーンさえ、ない)こと。 俳優陣も問題なし、違和感がなく 作品の世界に入り込むことができた shine

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» 映画「息もできない」圧倒的な暴力でも打ち破れないもの [soramove]
「息もできない」★★★★★満点 ヤン・イクチュン、キム・コッビ、イ・ファン 主演 ヤン・イクチュン 監督、130分 、 2010年3月20日公開、2008,韓国,ビターズ・エンド (原題:Breathless/クソ蠅 )                     →  ★映画のブログ★                      どんなブログが人気なのか知りたい← 「予告編を見たときから期待していた作品、 映画の帰りに前売り券を買って楽しみにし... [続きを読む]

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