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文学座 『ぬけがら』

3月22日(月振替)

Photo_2子ども劇場の例会、18:00~20:10、北とぴあ さくらホールにて

第50回岸田國士戯曲賞受賞(作・佃典彦) 、第8回千田是也賞受賞(演出・松本祐子)の作品

作・佃 典彦、演出:松元祐子

【出演】鈴木 卓也:若松 泰弘、父1(鈴木 卓二郎 84歳):坂部 文昭、父2(60歳代):鵜澤 秀行、父3(50歳代): 関 輝雄、父4(40歳代):高橋 克明、父5(30歳代):椎原 克知、父6(20歳代):高橋 朋典、妻:山本 郁子、葬儀屋社員:太田 志津香、若い頃の母:添田 園子、愛人:奥山 美代子

【物語】主人公は、不倫相手を同乗させた車で交通事故を起こしたため、妻には離婚を迫られ、職場をクビになる。 心臓が悪い母親は それを知って ショックで死に、残された認知症の父親の世話をしなければならないという、最悪の状態。

そして、妻が亡くなったことも分からない 84歳の父親が、セミのように脱皮を繰り返し、脱皮するたびに若返っていくという とんでもないことが起きていく

父親の 抜け殻が 死体のように部屋中にたまっていく有様が、奇抜で笑える  若い頃の父親は、享楽的だったり 生真面目だったりと、息子の知らない姿だ。 観ている方も、一人の人間の変化を 年代を追って楽しむことができた

抜け殻を含めて、父親が 6人、ちゃぶ台を囲んで お互いを罵り合いながら 素麺を食べる場面は かなり可笑しくて  素麺が やけに美味しそうにみえた。 「ワイワイ取り合いながら 皆で大皿から食べるのって、美味しく感じる」と、友人が。

母の死後、1週間で 父は亡くなり、主人公は立ち直る兆しを見せて、幕切れとなる。 作者は 実際に 認知症の父親と同居しているとか。 そのためだろう、父親の言動が リアルで可笑しい

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