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『闇の子供たち』

9月28日(火) cloud

tv 昨年、観ようと思いながら、重くなるので 躊躇したままになっていた映画。 「16日間無料」特典を利用して、wowow で見た。

監督:阪本順治、原作:梁石日、2008年、138分

予想通り、重かった sweat01

ただ、これは現実。 幼児売買春は 昔から知られていることで、しかも撲滅できない大きな問題。 「(ロケ地の)タイでは、臓器売買などない」と、映画を非難する口コミ評が多いが、場所を変えてなら、あるだろう。 「死」を意味する「心臓移植」のための売買でなくても、「東欧で、誘拐されて 売買目的で 臓器をとられた子どもたちが、地元から遠く離れた場所に 置き去りにされていた」というニュースを かつて聞いたことがあるから、東南アジアだけのことではない。

こうした事実を 未だ知らない人に知らせたことだけでも、大きな成果があるんじゃない? そして、映画に大きなショックを受け、瑣末なことを非難して その事実から目を反らしたいというのは、「大人」として恥ずかしいことだと思う。 矢野顕子が NHK教育のトーク番組で 言ってたっけ。 「人間には 2種類あって、事実を知りたい人 面倒だから知らなくてもいい人。 私は 知りたい人だから、付き合う人もそういう人。」

「残酷な描写がイヤだ」という感想については、各人の基準が違うだろう。 私はホラー映画苦手だし、子どもが虐待される場面は 絶対に見たくないが、血みどろのホラー映画を好む人たちだっている。 イヤなら、その場面を見なければいい。

ただ・・・宮崎あおい演じるボランティアの ヒステリックな物言いに ウンザリ wobbly  また、わが子を助けるためには 他の子の命が犠牲にすることも厭わない夫婦の傲慢さに、辟易 bearing 江口洋介演じる 最後は発狂する(だよね?)新聞記者が 幼児性愛の背景をもっていた(だよね?)という伏線には、ついていけなかった coldsweats02 反対撲滅キャンペーンの集会で、ボランティアのフリをしていた好青年が 本性を表して 警察とドンパチやるのも、リアル感がなくて シラけてしまった。 あれ、必要なかったと思うな down

sweat02どうにかなんないのかね、幼児売買と警察の腐敗。 そして、客となる大人(オーストラリア、ドイツ、日本人が多いって聞いたけど)の破廉恥さ。 子どもを苦しめる常習者は、一生、牢屋に閉じ込めておきたいって思うよ annoy

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コメント

poplar さん、

2度は観たくない作品ですよね。こういうのは ルポルタージュを読んだりドキュメンタリー見るだけで、いい。事実は知りたいので。
残酷でやりきれないので、小説や映画は本当にシンドイ。映画館の大画面で見たら、やはり「吐き気がする」と思います。

タイからの圧力は、バンコク国際映画祭に出品できなかったということしか知りません。
「客」の多い国でバンバン上映して、事実を知らせ、反省すべきです。また、日本で性犯罪の刑が軽すぎるのは、意識の低さを物語っていると思いますので、そういうところも変えていきたい。

私も、この夏、私設上映会で観てきました。
原作を読んでいたので、「この描き方では伝わりにくかろう」と思う部分が何箇所もありましたし、原作とは違うところもありましたが、友人と観て、観終わってから2人の口から出た第一声が「吐き気がした」でした。
事実が元というのを踏まえ、私たちのできることから着実に良い方向へと変化させていく必要を感じています。

これ、タイからの圧力があったとかで、上映禁止になった期間(映画館による?)もあったんですよね。

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