« 劇場通い、上半期のまとめ | トップページ | 『丸腰国家 ―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略― 』 »

『インシャラ』

7月25日(土) sun

Photo_3GyaOで見て、感動。 テンポ良く進まない部分もあるが、それこそ アラブ風でもある。 こんないい映画があったのか、と shine もう1度見たかったが CMが邪魔なので、中古DVDを 3桁の値段で購入。

監督:イ・ミニョン、出演:チェ・ミンス、イ・ヨンエ、1996年、韓国

イ・ヨンエの映画デビュー作。 チェ・ミンスって、『大王四神記』で 火天会の大長老役を演じていた人。 メークのせいもあるけど、まるで別人。 10年前は、長身で寡黙、人間味溢れるひたむきな役柄が似合っていたのにね flair 

タイトルは、はアラビア語で「神の意のままに」という意味。米国の大学院に留学中だった イ・ヒャン(イ・ヨンエ)は、友人たちとサハラ砂漠へバックパック旅行に出る。 しかし、アルジェリア国境で密輸犯と間違えられて捕まる。 米仏日本国籍の友人達が大使館職員に引き取られていく中、アルジェリアと国交がないという理由で、ヒャン一人が残される。 取り調べの協力で、北朝鮮外交官の ハン・スンヨプ(チェ・ミンス)がよばれる。

「4~5年は刑務所」という状況に同情した彼は、ヒャンを出国させるために世話をするが、なかなか上手くいかず、砂漠で死を覚悟するような目にあう。 そうした状況下で 愛し合うようになった二人には、しかし、別れが待っていた。

国交のない国で、緻密で公正な捜査や裁判を受けられないっていう状況 annoy(知ってはいるけど)が 身に沁みて分かる 怖~い話 bearing   日本を出て、欧米以外を個人旅行するのって、こういう危険性があるのよね。 オールモロッコ・ロケで、(旧宗主国である)フランス語と現地の言葉が飛び交う中、アラブの路地裏に連れ込まれて売り飛ばされたり 第〇夫人にされちゃう危険な雰囲気が よく出ていると思う。 エジプト・チュニジア、モロッコは行ったことがあるけど、さすがにアルジェリアを個人旅行しようなんて、思ったことない。だって、軍事政権でしょう

ハン・スンヨプは 外交官と言っても、現地で兵士の教育をしながら、敵を襲って仲間を救出するというような危険な任務もこなしているので、タフガイ。言葉もサバイバル能力もハイ・レベルで、超カッコイイ heart02 ああいう状況下で助けてもらったら、誰でも惚れると思うよ。 イ・ヨンエは、砂だらけでも 十分美しい。 砂漠のど真ん中に置き去りにされ、力尽きて 横たわる二人。 「運が良ければ、遊牧民に出会える(=助かる」という状況で「私のせいで、こんな目に遭わせてしまって」と謝るヒロインに、「今、こうしているのが、これまでで最高の瞬間。このまま人生が終わっても いい」と言い切るスンヨブ。国家優先の人生の中で、初めて自主的に個人的なことをしているからこその、言葉 sweat02

「神のご意志で」上手いこと砂漠を抜け、隣国の韓国大使館まで恋人を送り届けるスンヨプ。 別れのシーンは、そりゃ、切なかったわ weep

そして 7年後、社会人となったヒロインの元に、彼の友だちから「最愛の人と離れ、彼は今、もぬけの殻状態だ」という手紙がきて(どうして住所が分かったんだ?と、突っ込みを入れたいけど)、アルジェリアを 再び訪れる。「最高の瞬間」を味わってしまった彼には、それ以前の生活が 価値あるものとは感じられないってこと、理解できる。 そのシーンの前に 映画が終わってしまうのは、超残念 down 

« 劇場通い、上半期のまとめ | トップページ | 『丸腰国家 ―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略― 』 »

映像」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1178763/30687413

この記事へのトラックバック一覧です: 『インシャラ』 :

« 劇場通い、上半期のまとめ | トップページ | 『丸腰国家 ―軍隊を放棄したコスタリカの平和戦略― 』 »

2017年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ