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参加と協働のまちづくり~新しい公共をデザインする~

7月1日(水) cloud

市民活動者のレベルアップ講座を開いた。 講師は、世古 一穂 さん(金沢大学大学院人間社会環境研究科 教授、特定非営利活動法人 NPO研修・情報センター 代表理事)。 今夜は、2回シリーズの 1回目。

講座の進め方は、いたってユニーク。 受講者に「皆さんは、この講座で 何を学びたいと思っていますか? 」と問い、全員にあてた sweat01  愛想はあまりなくて、例えば、「協働について、分かりやすく伝えるにはどうしたらいいか、知りたい」と言うと、「あなたは、どう思っているのですか? 分かりやすくなくていいですから、言ってみてください」などと、ズバッと切り込む。 コワ~ wobbly  各人の知識や考えが 透けて見えてしまう dash  でも、知りたいことを伝えたいというのは、誠実な姿勢。

特に強く印象に残ったこと

ボランティアNPO の違いをいろいろな面から説明。 例えば、ボランティアは、参加する側。 NPOは、ボランティアを受け入れる側。 ボランティアには収益が必要ないが、NPOには、事業をするための資金が必要

*NPOは、共感 をマネジメントする

*行政は予算主義。 1年で結果を求めるので、「結果 」を重視する。 講座の開催を例にとれば、結果とは 「〇〇人参加」、成果 とは 受講者の満足度や その結果としての社会貢献度。 人材の育成やまちづくりは、5年~10年単位で考えるものだから、そういった行政と、どう協働するか

*日本の「第3セクター 」は、利益を出せない構造をもつ特殊な非営利組織である行政が 人材(天下り)と税金を投入した 公団・財団を呼ぶ(本来の「市民」がすべきものと異なる)。 収益が出なくて失敗したそれを 企業に叩き売っている sign01

*私達は、町村までも行政組織(役場)をもつのに慣れているが、「役所をもたない・首長や議員はボランティア 」という自治体もある。 同様に、清掃を役所が担わない地域もある。 役所にやってほしいサービスは、結構 少ない confident

*行政職員の給料が平均的なラインより高いというのは、おかしい。 職員の給料が高いから、安く仕事を請け負う NPOを使うという状況 :「協働」という名前で、狭い範囲で市民を下請けさせているが、役所の仕事を洗い直すと、そもそも、市民が相応の予算で 担って然るべきものが多い flair

*行政がやるべき領域で「市民参加 」が大切。 市民が事業の必要性を判断して 行政を動かすのが、ベスト。 真の 協働 とは、必要だと判断された事業について、計画の最初から共に行うもの。 現状の「行政が示した事業・予算の狭い範囲内で行わせる」形態は、協働とは言えない annoy

*本来、公共とは、市民が担うべきもの。 その一部を 行政に任せている。 市民が、自分たちの税金を使う行政をコントロールして、税金を再分配させることを 当然だと考えないとshine

*「揺りかごから墓場まで」が行き詰ったイギリス、ブレア政権で始まったコンパクト は、政府とNPOの対等性を確保し、それぞれの責務をあきらかにするための仕組み

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