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『愛を読むひと The Reader -』

6月23日(水) rain cloud

Reader 監督・スティーヴン・ダルトリー、原作:ベルンハルト・シュリンク

出演:ケイト・ウィンスレット、レイフ・ファインズ、デヴィット・クロス、レナ・オリン、ブルーノ・ガンツ

2008年、124分

原作が良かったので、失望するのを恐れて 水曜レディース・デイ  割引を利用した。 文字 が キーワードになっているのに、原作とは違って、英語 annoy  名前や 朗読する本の題名も 英語読みになってしまっていたりするのが、「一体どこの話?」っていう感じで 違和感大 だった・・・ が、それでも、一つの映画作品として、私にとって、正規の料金でも「お得感」あり。 静かに、深~く 作品に沈み込み、余韻が残る flair

キャスティングは、ケイト・ウィンスレット は頑丈で 色気のないのが、(ドイツを含む)あの地域の女性っぽいのがいいし、相手役の男の子は 好みじゃない(目が寄ってるのは、苦手)けど、 レナ・オリン、ブルーノ・ガンツ ら 好きな俳優が 脇を固めて、とって良かった shine

正確な言葉は忘れたが、大学の授業の一環として 主人公をナチの戦争犯罪の法廷に連れて行った 法学部の教授(ブルーノ・ガンツ )と ゼミ生との会話で、「法は、狭い 」 「当時の法に照らし合わせて、合法的かどうかが問題とされる 」「生き残った者が本を書いたから、(立件され、著者を証人として)裁判にかけられ、有罪になる 」「皆(多数のドイツ人)、当時の犯罪を知っていても、知らんぷりだ(から、立件されない) 」などの台詞が、印象に強く残った。 「公平に裁かれる訳ではない」というのが、事実だと。

終盤で、収容所生存者( レナ・オリン )に「あなたの一生を変えてしまったことを 彼女は知っているの? 」と聞かれ、首を左右に振る主人公。 結婚生活が破綻し、家族や妻子、誰とも 距離を作ってしまって、人間関係の構築ができない主人公の 弱点を突いていて、遣り取りが印象的だった confident

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コメント

zeroさん、
その部分、映画でも、丁寧に描かれていますよ。レナ・オリンが、すごく良かった。(必要最低限の)少ない台詞と表情から、その意味や感情を観客が感じ取る余地が大いにあって。
レイフ・ファインズの表情にも「さすがだわ」と思ったし、二人の遣り取りにに緊迫感があった。

裁判員制度にあたり「裁く」ということを、つらつら考える今日このごろ。
Bシュリンク『朗読者』と、ドフトエフスキー『新訳/罪と罰』を再読。
朗読者の原作では、ハンナの死後に、彼女の意志であった、
収容所での生存者の女性に貯めた全財産を手渡した時。
こつこつ貯めたであろう現金の入った『空缶』を見て、その女性は、子どもだった収容所で宝もの=思い出のがらくたを入れた空缶を失ったことを思い出し語る。
そして、ハンナの空缶だけを受け取る。あそこがとても感慨深かったなぁ。

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