« 『ヨコハマメリー』 | トップページ | イタリア映画祭2009『ソネタウラー”樹の音”の物語 - Sonetàula - 』 »

イタリア映画祭2009『見渡すかぎり人生 - Tutta la vita davanti - 』

5月3日(日祝) cloudsun

Photo_22007年以降に製作された 新作12本を上映する 「イタリア映画祭2009」の1本目

監督・脚本:パオロ・ヴィルツィ(Paolo Virzì)、原作:ミケーラ・ムルジャ(2006年)、2008年/117分

出演:イザベッラ・ラゴネーゼ、サブリーナ・フェリッリ、マッシモ・ギーニ

内容】女性作家自身の人生体験に基づく小説を脚色した喜劇。 超優秀な成績で大学を卒業したが、正社員の職にはなかなか就けない マルタ。 ようやく見つけたのは、怪しい通販会社のコールセンター。 そこは全員がパートタイマーで、営業成績が振るわないと解雇されるという厳しい世界。 賢い マルタ は 成績トップになってしまうが、嫉妬されたり、同僚が成績不振で追い詰められていく様を見て、組合に証言する

art タイトルは、闘病中の母親が「見渡す限り、おまえの人生よ」 - 人生の可能性が広がっている - 、仕事は見つからないし 恋人は遠くに転職しちゃうし、大家の勝手な都合で アパートは追い出されるしで、トンデモ状況の主人公にとっては 全然的外れの言葉で。 その上、その母親も亡くなっちゃうしで、希望が見えない状況になるのだが、そのうち 職場経験を活かした哲学の評論が認められたり、心優しい彼女と周囲の人たちとの友情があったりで、映画が終わる頃には「人生、そう捨てたもんじゃない」と、彼女と一緒に観客も 前向きになれる shine 何せ、エンディング曲は「ケ・セラ・セラ」だし sweat01

不況のなか、プレカリアート(非正規雇用のパートタイム。イタリア語「precario 不安定な」の派生語なんだって)や 高学歴ワーキングプアという日本と共通の問題がテーマなのだが、歌って踊るハイテンションな職場とか、真面目すぎる主人公が 子守りをしている幼稚園児に 話題のバカっぽいドラマについて教えてもらったり、ストレスの発散が 激しいカーセックスだったりと、かなり笑える happy02 自分を「勝ち組」だと 奢っていた上司や社長の末路にも スッキリしたり(因果応報ってとこ)。 さすが、イタリア sign01 経営者や組合運動家の だらしない女性関係も含めて カラッと 笑い飛ばして、喜劇・娯楽作品に仕上がっている。

« 『ヨコハマメリー』 | トップページ | イタリア映画祭2009『ソネタウラー”樹の音”の物語 - Sonetàula - 』 »

映像」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1178763/29409238

この記事へのトラックバック一覧です: イタリア映画祭2009『見渡すかぎり人生 - Tutta la vita davanti - 』:

« 『ヨコハマメリー』 | トップページ | イタリア映画祭2009『ソネタウラー”樹の音”の物語 - Sonetàula - 』 »

2017年6月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
無料ブログはココログ