5月13日(日) 
仲間が開いた講演会に参加。 先日、東京新聞で 「 不屈の学者 」 として紹介された 大友詔雄 ( のりお )さんのお話。 大友さんは工学博士。 日本原子力研究所 ( 現・独立行政法人 日本原子力研究開発機構 ) の専門委員になるも、安全性に疑問を抱いて辞任し、「 使えない技術としての原子力研究 」 に転じた。
勤務先の北大では冷遇され続けたが、地元北海道で自然エネルギーの活用を実現させてきた方だ。 3.11以降は講師依頼が3倍(昨年は150回)となり、名古屋からの帰りに東京に寄っていただいたとか。
(株 ) NERC (自然エネルギー研究センター ) 代表取締役センター長。 NPO北海道新エネルギー普及促進協会理事長。北海道木質ペレット推進協議会会長。
*チェルノブイリ:25年経った今でも、石棺を手当てしないと再爆発・臨界が起きる
*福島第一:再臨界の可能性あり。 これから10年のうちに作業用ロボットを開発して、石棺を作る作業を始める必要がある
*原子力は、一度大事故を起こせば、修復不能。 人類の破滅につながる
*放射性ヨウ素13で小児甲状腺癌、放射性セシウム137で膀胱癌の患者が出るだろうが、これまでの例から言えば、東電・政府がそれを認めるのは、ずっと先になるだろう
*東電は 「 想定外 」 だったと繰り返したが、想定はしていた。 高くつくから安全性を追求しなかっただけ。 「 テロや大地震で破壊された場合は、致し方ない 」 と。
*ドイツ「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」報告(2011年5月30日)より抜粋…
原子力エネルギーの利用や終結は、社会の倫理的価値評価に基づくものであって、技術的・経済的観点よりも先行する。
*スェーデンでの調査では、原発とソーラーを中心とする自然エネルギーのコストは同じ。 それならば、危険性の少ない方を選んでいる
*エネルギーの自立は、可能。 ヨーロッパでは、実現されている
*企業の節電も、やる気があればできる。 城南信金は、30%の節電をした
*最近の再生可能エネルギーについて、写真を使って説明。 風力発電:洋上風車、陸上風車。 太陽光発電。 地域の風土に適したものを選ぶ
*自然エネルギーは地域の雇用を生み出す。 北海道(足寄町・下川町・滝上町・美幌町)やドイツ・オーストリア・デンマークなどで取り組まれている自然エネルギーを利活用する産業振興と地域づくりの実際―技術的な仕組みと具体的展開・経済効果を紹介
*私達は、効率と利潤を優先させる社会を作り上げてきた。 原発を止めればいいというだけでなく、そうした生き方を変えていきませんか?というお話に、深く感銘を受けた 
地域循環型の自然エネルギー利用で 地域が潤い、地産地消もできる。 3.11以降、多くの企業が節電・省エネ商品をドンドン売り出し、日本の商品企画・商品化の力量には驚くばかりだ。 「 原発稼働なくして、日本経済は成り立たない 」 と言う人には、もっと現実を見てほしい。
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